第12回

ハーブの香りでゆるゆると。


春ですね~。
わたしのプライベートラボのお庭にも、
今年もまたかわいいヒメフウロのお花が咲いてくれました。
春の花々は、冬に蓄えたチカラをもって光りを体現します。
小さくも底力があり元気を与えてくれますね。
お花を愛でるだけで何だかワクワクする感じ♪ そして、
陽ざしの温かさは、わたしたちの心も体もゆるめてくれます。

さて、今回は、春のお肌を整えるために、
簡単にできるプチアイテムをご紹介します。
・・・その前に、、、
今日の満月はさそり座でむかえました。
さそり座は探求心を導く力があるようです。
そこで、少しだけ・・・
春肌のために大切なことを探求してみたいと思います。


◆春の体と心とお肌

一日のなかでも日中と夜の寒暖差が大きく、
ゆるんだり、縮こまったり、体もお肌もかなり大変です。
さらに天候の移り変わりが大きいのも春の特徴。
例えば、晴れわたった気圧の高い日があるかと思えば
その翌日は雨で気圧が低く、急に寒さを増したり・・・。
気温や気圧が大きく変化するこの季節は、
自律神経がアンバランスになりやすい時です。
体がバランスを崩すと気持ちも沈みがちになってしまいます。

自律神経とは、
生体機能のバランスをとるもので、
アクティブな時(仕事時や高気圧)に優位になる交感神経優、
リラックスの時(主に夜や低気圧)に優位になる副交感神経、
の2種類から成り立っています。
この両方ともが大事で、健康な時はバランスがとれています。
ただ、春の不安定な気候で自律神経が乱れると、
免疫反応が強くなり過ぎてアレルギーがひどくなったり、
夜なのにリラックスできず眠れない状態になったり、
昼間なのに眠気がとれず倦怠感が抜けない・・・など
バランスを欠いた状態に陥りやすくなります。
又、気温が上がると体も暖まり皮膚の血流が盛んになって
脳への血流が減ることで眠気がさらに増すようです。
・・・皆さんは、眠気とダルさにおそわれていませんか?

さて、そんなアンバランスさからくる春の眠気・・・。
自然の流れのなかで起こる生理現象ではあるものの、
体調と気持ち、お肌と気持ちの関連は深く、
眠いのに睡眠がとれないストレスは、、
お肌のバリア機能を低下させたり、
本来お肌のもつ免疫がうまく作動せず、
肌荒れを起こしやすくしてしまいます。

そこで、春肌対策!!
先ず自律神経を整えるために、朝は陽の光りを浴びて、
しっかり交感神経を上げていきましょう。
そして、お仕事が終わったら、
副交感神経を優位にするために、気分を和らげましょう。
一日の中で、気分を軽やかに切り替えていくために、
今回ご紹介したいプチアイテムが、
気分を和らげ肌ストレスの鎮静にサポートになってくれる、
ハーブでつくる「香り袋」です。

え!そんなもので?
・・・・と思うかもしれませんが、
やさしいハーブの香りを感じてみてください。
ほんとにほっこり癒されます。


就寝前には、
枕元で、その香りを眠りに入るのに役立ててください。
一日の疲れを和らげます。


お仕事場や外出先にも持参してください。
どうしても眠い時は、
香りを嗅いでほんの2~3分でも瞼を閉じて癒されてください。
やさしいハーブの香りがほっこりと
リラックス&リフレッシュさせてくれます。

こんなささやかなことで、ストレスが軽くなり、
免疫やバリア機能の調整に小さなサポートになります。
大切なのは、
アクティブとリラックスのメリハリをつけること。
「香り袋」を小さな助けに、春は焦らず参りましょう♪


◆ハーブでつくる「香り袋」レシピ

気持ちを静めるバーベナと、情緒安定にラベンダー、
幸せ気分を上げるローズピンクで作る「香り袋」です。
適当な入れ物(巾着袋など)が無ければ、
ハンカチでも十分です。
リボンで留めれば出来上がりです^^。
さ、香りを楽しみながら作ってみましょ~♪

 

<材料>
・レモンバーベナ(ドライハーブ)
・ローズピンク(ドライハーブ)
・ラベンダー(ドライハーブ)
・巾着袋もしくは、ハンカチ&リボン

<作り方>
① 各ハーブを大さじ3ぐらいづつ、巾着袋に入れ、
  もしくはハンカチ中央におく。
② 巾着袋をギュッと絞って、
  ハンカチなら包んでリボンでキュッと結ぶ。
  ・・・・軽くもんで出来上がり♪

 

◆ハーブの説明

*レモンバーベナ(ベルベーヌ)
学名Lippia citriodora クマツヅラ科
レモンに似た香りが、気持ちを穏やかに和らげます。
穏やかな鎮静作用があり、
フランスではイブニングティとしてリラックスのために
愛用されてきたハーブです。
お茶としても美味しく、とてもおすすめです。

*ラベンダー
学名Lavandula angustifolia シソ科
古代ギリシャの時代から、心身の浄化に役立ち、
情緒を安定させると信頼されてきました。
神経疲労を和らげる昔から人気のハーブです。

*ローズピンク
学名Rosa spp バラ科
甘く上品な香りは、女性にとっての永遠の美の象徴とされてきました。
気持ちを明るくして幸せな気分をもたらします。
リフレッシュにも役立つ香りの女王です。


・。*・゜ゆるゆるとハーブの香りを楽しみながら、
より健やかな美肌の春でありますように*゜°・。*・
°・。・°゜・。*・゜°・。あふれる感謝をこめて°・。*°・。


§WSのお知らせ§

下北沢マヒナファーマシ―ストアにて
6月28日(火)下弦の月夜 スキンケア作りWSいたします。
五感でつくる“ヒーリングスキンケア”のワークショップです。
初夏のお肌と心を活性し、本来のチカラを呼び覚ますスキンケアワークです。
○お問合せ→マヒナファーマシーWEBマガジン
※くわしくは5月の満月のお知らせをご覧くださいませ。


2016年4月22日



第11回

お肌の冬じたく
 ~あったかハーブパック~


今日は双子座で満月をむかえました。
双子座のエレメントは「風」・・・。
色んな興味に導かれたり、
軽やかな行動力を満喫できる時。
でも、空を舞う北風はそろそろ「冬」を運んできます。

冷たい空気にさらされる冬の季節、
体が冷えて代謝が下りますので、健康はもちろん、
お肌も気をつけなければなりません。
代謝が落ちると、ターンオーバーも遅れ、
新しい元気な肌細胞の更新が
なかなかできないからです。
又、北風は冷やすだけでなく、お肌の水分も奪い、
みずみずしい素肌を保ちにくくしますね。
寒い季節に美肌を保つためには、
温めて代謝を促すことが助けになります。
“冷えとり” “温活” はとっても大切なんです。

・・・そこで今回は、
ほっこり温まるハーブケアのお話 ^ ^ 。


◆体を緩め、お肌も心もほっこりと・・・

お月さまが双子座にいる時は、
肩など上半身や神経系のケアをすると良いといわれます。
体は、肩から首まわりを温めると、全身が温かくなります。
ですから、月が双子座にある日には、
肩から首にかけてほっこりと緩めることを意識しましょう。
よりいっそう効果的なはず。

逆に、首まわりが冷えて代謝が悪いと、
お顔まわりの老廃物も滞り、
むくみやすく、フェイスラインもぼんやり・・・。
さらに、血行の悪さから、
お肌の色も沈みがちに見えてしまいます。

肩から首を温めていくと、全身がじんわり温かく緩み、
寒さで固まった肩や首のコリも、ほぐれやすくなります。
すると、様々な代謝が促されます。
それは老廃物の代謝や、
お肌の代謝ターンオーバーも同じです。
老廃物を出し、新しい肌細胞を更新していきましょう。
これから月は欠けていきます・・・。
ちょうどデトックス&ドレナージュに良いタイミングですね。

そんな温活美肌対策をおすすめする今回は、
双子座の支配星、水星にちなむラベンダーのチカラと、
古来からの日本の稔り、小豆のチカラをいただく、
「首肩あったかハーブパック」
をご紹介いたします。
糸も針も使わずに作る、簡単ホットハーブパックです~♪

ラベンダーの香りには、神経の疲労をゆるめ、
心を穏やかに促すはたらきがあります。
月の輝く夜長の季節、
ハーブパックでほっこりと、心の内側に触れる
素敵なお時間にお役立てくださいませ。


◆おすすめのひと品

「ラベンダー&あずきあったかハーブパック」
※首や肩、アイマスクとしても使えますよ。


<用意するもの>
・ラベンダー(乾燥) 合計 大さじ20分
・小豆(乾燥) 合計 大さじ14
・お茶パックLサイズ 6枚
・手ぬぐい 1枚
・麻ひも 2本(30cm/本)
・マスキングテープ 1個
・計量スプーン(大さじ) 1本
※ラベンダーは、50g~100gぐらい、たっぷりご用意ください。


<作り方>
1 Lサイズのお茶パック 4枚それぞれに、
  ラベンダー 大さじ3 + 小豆 大さじ2 を入れる。

2 残りのお茶パック 2枚には、
  ラベンダー 大さじ4 + 小豆 大さじ3 を入れる。

3 ①と② 6つのパックそれぞれに口を閉じて、
  マスキングテープを貼り封をする。
  そのパックをそれぞれ良く揉んで、その後、
  ①の4つのパックを、マスキングテープで接着。
  ②のパックは、両端にセットし4つのパックと接着。

4 ③を手ぬぐいで包み、手ぬぐいの両サイドを、
  麻ひもでリボン結びして出来上がり!!



<使い方>
レンジでチン(約1分半)して、肩にかけるだけ♪
ほのかなラベンダーの香りと、かすかな小豆の甘い香り
・・・心もゆるむ、ほっこり温かなハーブパックです。



◆ラベンダーとあずきのお話

*ラベンダーは、
(シソ科 花部 学名Lavandula angustifolia )
語源は、ラワーレ(ラテン語)は、“洗う”という意味をもちます。
古代ギリシャの時代から、心身の浄化に役立ち、
情緒を安定させると用いられてきました。
中世には、聖なる修道女ヒルデガルトによって、
ヨーロッパに広く伝えられたといわれています。
現代でも神経疲労に役立つ人気のハーブです。

*小豆は、
小豆は、色々な豆類のなかでも水分を多く含みます。
そのため “湿熱” 効果と言って、
レンジなどで温めると、
自然に小豆から蒸気による温熱が出て、
皮膚の深部まで温めてくれます。
その温熱が筋肉までも緩め、
コリや、代謝を高めることに役立ちます。
(湿熱効果をもつものに、ヌカ、玄米などもあげられます)


体を温め、心をも温めるハーブパック、
ぜひ、お肌のための冬じたくのひとつに・・・。
・。*・゜素敵な冬をおむかえしましょう・*゜°・。*・
°・。・°゜・。*・゜°・。深い深い感謝をこめて°・。*°・。


§WSのお知らせ§

毎月、笹塚ワークルームにて
スキンケア作りのワークショップをしています。
フラワーレメディ、ハーブ、アロマを五感で選び
“ヒーリングローション” と “ヒーリング美容オイル”
を作るワークショップです。
12月7日(月)13:30~21:00までの間の
ご都合のつくお時間にご予約下さい。
○お問合せ・ご予約→ mai_healinlab@yahoo.co.jp


2015年11月26日

第10回
魚座の月夜 足のケア


8月というのに、後半の台風の影響で色々大変でしたね。
ひかりを雲で覆い、暑さまでも吹きとばしてしまったような…
そんな、早くも “秋” を感じさせるこの頃です。
みなさまはお元気ですか?

さて、今日の満月は魚座でむかえました。
水のエレメントをもつ魚座は、柔らかな感受性を導きます。
そして、12星座のしめくくりである魚座の示す体の部位は“足”。
様々な歩みを体現してきた“足”がポイントになります。
そこで今回は、この夏をがんばって動いてくれている
“足”のケアにフォーカスしてみたいと思います。


◆大地とつながる大切な足

夏は素足でサンダルを履くことも多く、足裏には角質もたまりがち。
ペデュキュアで足の爪はキレイにできても、うっかりしがちなのが“足裏”や“かかと”ですね。
ただついついお手入れがおっくうになりがちな部分でもあります。
少しずつ秋の足音が・・・とは言え、もう少し素足を楽しめる季節です。
そこで今回は、毎日できる簡単足裏ケア、
自然の恵みいっぱいの「スクラブオイル(足・ひじ用)」をご紹介します。

お月さまは、今日の満月を境に欠けていきます。
欠けていく月の頃は、角質ケアなど不要なものをそぎ落とすのに絶好のタイミング。
さらに“足裏”は大地とつながり、地球のエネルギーを受け取って、
古くなったエネルギーを放出する大切な場所です。

そこで、太陽の強い陽ざしからお肌を守るホホバ油と
ミネラルたっぷりの海塩(パウダー状のもの)を合わせて、
プロテクト&クレンジング力の高いスクラブオイルを作ります。
加えて太陽を支配星にもつローズマリー精油と、月を支配星にもつレモン精油で、
心身を清めリフレッシュするとともに、
夏のひかりでちょっと疲れたエネルギーの調整に役立つスクラブオイルに仕上げます。
毎日続けていくと、足裏やカサつきがちなかかとも柔らかくなります。
自分の足と自然の恵みに感謝を込めながら、足元のケア!していきましょう。


◆おすすめのひと品

「月夜の足裏スクラブオイル」


※足・ひじ用のスクラブオイルです。お顔には絶対に使わないでください。

<材料> ※3~4日分
・オーガニックホホバ油 大さじ 1.5~2
・パウダー状の海塩(おすすめ“雪塩”) 大さじ 1
・精油 (合計6滴)
  ローズマリー 3滴
  レモン 3滴
・ガラスの容器 1個

※ミネラルたっぷりの海塩は、パウダー状のキメの細かいものをお使いください。


<作り方>
① ガラスの容器に海塩を入れる
② ①にホホバ油を入れる
③ よく掻き混ぜる
・・・・出来上がり!!

※オイルの下にお塩が沈殿しますが、使う時にスプーンで混ぜてすくってお使いください。
※陽の当たらない湿気のないところで常温で保管ください。

<使い方>
入浴最後にスプーンの3分の1 程度の分量を手にとり、かかとから足裏、くるぶし、こうの部分等をスクラブし、お湯で洗い流して終了です。 (ひじに使ってもしっとりし、後からサラッとして良い感じになります)

◆基剤の紹介
*ホホバ油
(ツゲ科の常緑の低木 種子を低温圧搾 学名Simmondsia chinensis)
植物性の液体ワックスです。のびがよく浸透性が高く乾燥ケアに働きます。ネイティブアメリカンが強い陽ざしから肌を保護するために使っていた歴史があります。

*海塩
私が使っている海塩は「雪塩」という宮古島のお塩でパウダー状のものです。植物油と混ぜた時の使い心地が良い、やさしいスクラブになります。天然の海塩は、ミネラルが豊富で角質除去とともにデトックスの働きをサポートしてくれます。
※粒子の粗いお塩はお肌を傷める場合がありますので、お使いになるのはパウダー状の粒子の細かいお塩をお選びください。(「雪塩」はスーパーでも購入できます)

*精油 ローズマリー
(シソ科 抽出:花と葉 学名Rosmarinus officinalis ct.cineole )
引きしめ作用が高く“若返り”を促すことで知られています。昔のヨーロッパにおいては悪魔祓いにも使われ、のちにその殺菌作用が評価されフランスの病院では最近まで空気清浄に使われていたと言われます。又脳の明晰化に役立つので集中力を高めたい時にも有効です。スッキリとした香りが人気です。
※禁忌:妊娠中の方は使用不可。

*精油 レモン
(ミカン科 抽出:果皮 学名Citrus limon )
殺菌作用が強く、お肌の洗浄に働きます。さらに免疫機能の活性にも役立つといわれています。神経を和らげるとともに、気分転換を促し、集中力を高める事にも役立ちます。
※禁忌:レモン精油は感光性があるため、スクラブオイルに入れる場合は、夜のみのご使用としてください。



それでは、みなさま

・。*・゜足元をより美しく、しっかりと大地とつながり

豊かな秋をおむかえしましょう・*゜°・。*・

°・。・°゜・。*・゜°・。深い深い感謝をこめて°・。*°・。


§ワークショップのお知らせ§

10月5日(月)下弦の月夜
マヒナファーマシーストア(下北沢)にて五感でつくる“ヒーリングスキンケア”の
ワークショップをさせていただきます。
秋のこころとお肌に活性と再生のちからを呼び覚ますスキンケアワークです。
くわしくは、トップページからワークショップをクリックしてご参照くださいませ。


2015年8月30日

第9回
お肌を抱きしめる、春の肌ケア


梅も咲き始め、春の息吹を感じるこの頃・・・。
私のワークルームでも、桜のつぼみが花開きました。
早春に咲く“啓翁桜”。・・・春の目覚めの時がはじまりましたね~。

さて、今日の満月は乙女座でむかえました。
乙女座と言えば、“健康”や“メンテナンス”がキーワード。
厳しい冬の間に、身を守るため、たくさんのものを蓄えた体。
さらに、寒さですっかり代謝が落ちてしまっている体とお肌。
これからの春の季節、そして、今夜からの欠ける月のころは、
より代謝を高め、蓄えすぎた余分なものを排出するように
働きかけてくれるスキンケアが大切です。

そんな今回は、役立つ植物のチカラとともに、
いつもお肌をやさしくサポートしてくれる、「手」・・・について
お話をしたいと思います。


◆お肌を抱きしめる「ハンドパック」の効果



昔から、不調なところを癒すことを“手当て”といいます。
現在では、その「手」で触れることでの医学的な効果も
わかってきていますね。「手」で触れると、大脳が刺激され、
ある種の幸せホルモンが増え・・・心身の健やかさに役立つ
といわれます。
私も「手」で行なう“パック”=「ハンドパック」をおすすめする
のは、そんな「手」のチカラを感じているから。
そして、「ハンドパック」をするのには、2つの理由があります。

1つ目の理由は、スキンケアに入れた精油のチカラを、
効果的にお肌の深部へと届けたいから。
精油がお肌の深部に浸透するまでには、平均約1分かかると
いわれています。その1分間に「ハンドパック」をすることで、
精油の蒸発を最小限に抑え、その効果をなるべく逃がさない
ためです。 さらに、「手」のぬくもりは、お肌の温度を高め
代謝をサポートし、同時にスキンケアの浸透を良くします。

2つ目の理由は、「手」が気持ちにもたらす効果です。
「手」のぬくもりは、心地よいリラックス感をもたらします。
まるで抱きしめられているような、そのリラックス感は、
美肌には欠かせません^‐^。 さらに、その効果を倍増させる
大切なポイントがあります。・・・それは“感謝の言葉“です。
スキンケアの中に存在する植物たちと、自分のお肌に対して、
“感謝の言葉”を唱え、両手で「ハンドパック」してください。
言葉は振動となって、体やお肌、スキンケアに、響きわたり、
「手」のぬくもりとともに、より一層お肌を労わります。

「ハンドパック」の方法は簡単です♪
手にとった美容オイルやローションを、お顔につけ、
感謝の言葉を唱えながら、約1分、両手でお顔をおおうだけ。
お肌を抱きしめるような「ハンドパック」、ぜひお試しください。


◆抱きしめ効果を高める、春の美容オイル

春は、冬場に縮こまっていた体やお肌が緩み、動き始める季節。
でも激しい寒暖の差は、皮脂やホルモンの分泌を不安定にさせ、
代謝も滞りがちになります。又、春風は強く、乾燥をもたらし、
さらに花粉やほこりで、お肌は敏感になりやすい時期となります。

そんな春肌には、アレルギーを起こしにくい植物油、
「グレープシード油」がおすすめです。
サラッとしていて、伸びが良く、軽い収れん作用も期待でき、
使い心地の良いオイルです。
「グレープシード油」はブドウの種子からとれるオイルで、
“種” には“未来への可能性を輝かせる” といったエネルギー
が満ちているといわれています。



そして、この春は、「グレープシード油」に、「パチュリー精油」
を混ぜた “美容オイル” がおすすめです。

「パチュリー精油」
収れん作用が高く、再生力に富み、代謝を高めてくれます。
まさに、欠ける月のころにチカラを発揮してくれる精油です。
冬に溜め込んだ老廃物を流すことにも役立ちます。
さらに、そのエネルギーレベルの意味合いは、
“今” にフォーカスさせてくれるもの。
目覚めの春、そのグラウンディング力はサポートになるでしょう。

不安定になりがちな春のお肌こそ、
この「パチュリー精油」を入れた “美容オイル” で、
感謝を込めて「ハンドパック」をしてみてください。
それは “今の自分”を抱きしめる・・・ということでもあります。
この“美容オイル” と「ハンドパック」が、
今のご自身をより希望に満ちたものへと導きますように^‐^。


おすすめのひと品
「春の抱きしめオイル」

<材料>
・有機グレープシード油 15ml
・有機パチュリー精油   3滴
※精油は1%希釈になる量です。

<作り方>
1.ビーカーにグレープシード油15mlを入れ、
2.精油を3滴加え、よくかき混ぜる。
遮光容器に入れて完成です。
※冷暗所で約1ヶ月以内に使い切ってください。



◆ハーブ・植物油についての禁忌

*パチュリー精油

学名Pogostemon patchouli /しそ科/抽出:葉部
禁忌 妊娠中の方は使用不可。少量使いを心がけること。

*グレープシード油

学名Vitis vinifera / 抽出部位 種子
禁忌 特になし


それでは、みなさま
お肌と心がきらめくような素敵な春でありますように・*゜°・。*
*・°゜・。*・゜ 次回は6月にまたお会いしましょう・。*・゜°゜*


§ワークショップのお知らせ§

◆5月 ワークショップ 『欠けゆく月 夏のお支度』
*内 容:
心とお肌の“ブライトニング(輝き)”をテーマにしたお話
&ハーバルスキンケアのワークをいたします。
ワークは、ハーブチンキ剤や精油、フラワーエッセンス
など総勢約70種の植物たちの中から、ご自身の感性で
選んでいただき、スキンケア(ローションと美容オイル)
に手仕事いただき、お持ち帰りいただきます。
*日 程:
5月14日(木) 13:15~16:00
5月15日(金) 19:00~21:45
※計2回開催しますが、各回同じ内容です。
*参加費: 5,000円※材料費込
*手仕事: 100mlローション&20ml美容オイル
*場 所: 笹塚ワークルーム
※京王線「笹塚駅」下車 徒歩8分。
詳細はお申し込み時にお知らせします。
*お問合せ・お申込みmai_healinlab@yahoo.co.jp
※「月とハーブの会」のワークショップは、
定員5名/回となります。2名様から開催いたします。


2015年3月6日

第8回
心に灯をともす、冬の肌ケア


冬の夜空は、星々のきらめき、月のかがやきが一層眩く、
闇夜の世界を美しく照らしてくれます。
わが家の窓から眺める小さな夜空さえ、
いつもより美しく見えてきます。
忙しくなりがちな12月ですが、夜空の美しい晩ならば、
時にはカーテンを開けて、キャンドルだけの灯りで、
一人うっとりと自分の世界に引きこもるのも良いもの。
ひざ掛けに包まり、温かくほっこりできる幸せ・・・、
冬の大好きなひと時です。

さぁ、今宵の輝く満月は、双子座で迎えました。
双子座は「風」のエレメントと「柔軟」がキーワード。
双子座にいる時の満月は、軽やかに様々なものにつながる
“追い風”を受けているように感じます♪
そろそろ年末の慌ただしさも拍車がかかる時、
皆さんもきっと、リズミカルに動かれていることでしょう。
さて、そんなアグレッシブなこの時期ですが、
乾燥した外気、暖房による渇き、外と室内の気温差、
加えて、様々なイベントなどで忙しくなるこの季節、
疲労も重なり代謝も落ちて・・・お肌も大変ですね。
そんな過酷な中で頑張る冬のお肌のために、そして、
寒い季節の長い夜、ご自身の内側にも触れるような、
やさしく労わるケアが必要です。


◆欠けゆく月の冬の肌ケア

欠けていく月の頃は、
余分な老廃物が出やすくなって、お肌自体が引き締まります。
新しいものを受け入れる準備をするのです。
しかし、朝から晩まで忙しく活動されていると、
そんな月のもたらす自然のリズムにも呼応しにくくなるかも・・・。
心を落ち着けて、静かにお肌に語り掛けるように
やさしくケアしてあげることが大切です。

そんなこの時期の
おすすめハーブは、
「ローズレッド」という赤いバラ。
古代から薬用バラとしてお薬に
も使われていたガリカ種のバラ。
別名 “薬剤師のバラ” とも呼ばれ、
その薬用成分の高さゆえに、
古来から愛され使われてきました。

お肌に対しては、
肌表面のキメを整え、高い収斂作用が皮膚の細胞を引締め、
お肌の新陳代謝を刺激し、弾力を回復させるなどに役立ちます。
クレオパトラも、バラをアンチエイジングハーブとして
愛用していた話は有名ですね。
又、ハーブティとしては、デトックスや粘膜の炎症を静める働き
などがあげられます。欠けゆく月に飲用するのも効果的デス。

さらに、その「ローズレッド」の花びらが放つ香りは、
“脳と心に安らぎをもたらし、魂の渇きを満たす”
と言われています。
クレオパトラは、その豊かな香りを身にまとい、英雄たちの心を
欲しいままにしたとか・・・(^ ^)。
バラはハートのチャクラに対応しているとされるハーブです。
気持ちをほどき、心に灯をともすチカラがあるようです。
その甘く高貴な香りが “幸せな気持ち” をもたらすことを
実感されている方も多いのではないでしょうか(^ ^)。
そして、愛と美の女神に象徴される「金星」に親和性が
あることでも有名ですね。

光りの短い冬の季節・・・心に光を届け、
人と “愛” でつながるチカラをサポートしてくれる赤いバラ。
「ローズレッド」は、欠けていく月のチカラと協調し、肌ケア
に働くとともに、その香りが心を落ちつかせ
幸せな気持ちに導いてくれる素晴らしいハーブです。


◆ローズレッドの花のチカラをコトコト抽出

素晴らしいチカラと香りをもつ「ローズレッド」。
香り(精油)の多いハーブは、そのチカラを湯せんで温めながら
抽出する温浸出という方法が向いています。
水もしくは、植物油に入れて湯せんするのです。
今回は「ローズレッド」のチカラを余すことなく使いたいので、
美容オイルとモイスチャーローションの2種類を作ります。

バラの美容オイル
皮膚の弾力回復などアンチエイジング効果を示す成分は
脂溶性なので、植物油に漬け込んで抽出します。
美容オイルのベースに使う植物油は、疲れを癒し、抗酸化に
欠かせないビタミンE豊富な「オリーブ油」と、人の皮脂に近い
パルミトレイン酸を多く含む「マカダミアナッツ油」をブレンド
します。パルミトレイン酸は年齢を重ねていくと失われるもの
で、マカダミアナッツ油は“若返り油”とも呼ばれています。
バラとオリーブとナッツのチカラが調和した、
リッチな美容オイルになります。

バラのモイスチャーローション
引き締め効果をもたらす成分は水溶性なので、
精製水に漬けこんで抽出し、モイスチャーローションに
仕上げていきましょう。お肌のキメを整え、保湿にも働く
引き締めローションになります。

ローズ精油では味わえない、やさしいスキンケアで、
お肌と心をやわらかく労わります。
赤いバラは、発展・吉報の象徴である木星にも親和性がある
と言われています。金星の愛と美の女神とともに味方につけて、
女子力UPのバラのスキンケア、ゼヒお試しください。
…これが、なかなか効くんです。


◆ローズレッドで作る
「バラの美容オイル」&
「バラのモイスチャーローション」

美容オイルもローションも同じ
「ローズレッド」ハーブを使い、
余すことなくそのチカラを
いただきます。
※作るコツ
湯せんを行う時はオイル抽出も、
精製水抽出も、同じ鍋でいっぺん
に行うと良いでしょう。


<バラのモイスチャーローション 材料>
・ローズレッド:約2g
・オリーブ油:35ml
・マカダミアナッツ油:15ml

<バラの美容オイル 材料>
・ローズレッド:約2g
・精製水:60ml
・植物製グリセリン:6ml
※材料:オーガニックをご使用下さい。


<バラの美容オイル 作り方>
1.オリーブ油とマカダミアナッツ油を、耐熱ビーカーに入れ
  かき混ぜる。そこに「ローズレッド」を加えて、さらに混ぜる。
2.鍋に水を入れていったん沸騰させた後、弱火にし、温度が
  少し下がったら、1.のビーカーを鍋に入れて湯せんにかける。
  かき混ぜながら、コトコト約1時間ほど浸出させる。
  40分ほどすると、ナッツやオリーブの香りに混じって、
  かすかにほのかな甘い香りが・・・シアワセ(笑)
3.冷ましたら、濾す。緑色の美容オイルの出来上がり。
※冷暗所保存で1ヶ月以内に使用してください。

<バラのモイスチャーローション 作り方>
1.精製水を耐熱ビーカーに入れ、「ローズレッド」を加える。
2.鍋に水を入れていったん沸騰させた後、弱火にし、温度が
  少し下がったら、1.のビーカーを鍋に入れて約15分ほど
  かき混ぜながらコトコト湯せんする。
  芳醇なバラの甘い香りが幸せを誘う・・・シアワセ(笑)。
3.15分ほどし精製水がピンク色に色づいたら、ビーカーを引き
  上げ、冷まして濾す。美しい赤いエキスが出来上がります。
4.濾した赤いエキスに植物性のグリセリンを加え、
  よく混ぜたら、赤いローションの出来上がり!!
※冷蔵庫保存で約2週間で使い切ってください。

仕上がったスキンケアは、緑色の美容オイルと、赤いモイスチャー
ローション。緑と赤・・・かわいいクリスマスカラーも楽しいですね♪

<使い方>
洗顔後、「バラの美容オイル」
を薄く延ばします。
次に「バラのモイスチャー
ローション」をやさしくお肌に
浸みこませてください。
最後にもう一度、
「バラの美容オイル」を少量つけて
やさしくハンドパックし、ご自身のお肌にむかって
“ありがとう” そして “愛しています”と
心から感謝しましょう。
バラの香りとともに言霊が響き・・・お肌も心も麗しくなります。
乾燥肌が驚くほどケアされます。ゼヒお試しください!!



◆ハーブ・植物油についての禁忌

*ローズレッド(ドライハーブ)

学名Rosa gallica / 科 バラ科
禁忌 バラ科にアレルギーの方はお止めください。

*マカダミアナッツ油

学名Macadamia ternifolia ,Macadamia integrifolia
科 ヤマモガシ科 / 抽出 果実を低温圧搾
禁忌:ナッツアレルギーの方はお止め下さい。

*オリーブ油

学名Olea europaea
科 モクセイ科 / 抽出 果肉を低温圧搾
禁忌:特になし


*゜°・それでは、皆さま・*゜°・。*・°
もうすぐクリスマス、大晦日・・・ですね~・*゜°・。*・°゜*
素敵な年末年始でありますように。
来年は3月にまたお会いしましょう・。*・゜°゜*。。


§講座のお知らせ§

◆響探求会 『月とハーブ』
 *日 程: 1月21日(水) 19:00~21:00
 *参加費: 3500円+材料500円
 *場 所: 渋谷区代々木にて
       ※お申込みの際、お知らせします。
(小田急線「参宮橋」下車)
月のチカラがもたらす心と体の変化を紐解きながら、
ご自身の美と健やかさに役立つ、これからの新しい
一年にとってテーマとなる“香りのアミュレット”
(アロマのお守り)をつくるミニワークをいたします。
ぜひご参加ください。
 *お問合せ・お申込み: spiritofbach@gmail.com
お名前・メールアドレス・携帯電話そして、
「マヒナの記事を読んで」と付け加えてください。

◆月とハーブの会 『春のお支度』
 *日 程: 2月12日(木)昼・夜、13日(金)夜のみ
*時 間: 昼13:15~16:00、夜19:15~21:15)
 *参加費: 5000円※材料費込
*ワーク: 100mlローション&20mlオイル作り
 *場 所: 自然療法士 笹塚ワークルーム
(京王線「笹塚駅」下車 徒歩8分。
※詳細はお申し込み時にお知らせします)
*お問合せ・お申込み:mai_healinlab@yahoo.co.jp


2014年12月6日

第7回
お台所でつくる秋の夜長のフェイスケア


そろそろ秋の始まりですね~。
・・・ひと雨ごとに涼しさを増していきます。
そして、様々に彩りはじめる葉色、稔りを迎える木の実たち、
そんな色合い、味わいが素敵で、“秋”は大好きな季節です。

さて今日は、魚座の満月ですね。
魚座は、12星座の最終ランナーで、
これまでの星座全ての性質を受け継いだ奥深さをもちます。
又、幸運や繁栄を司る木星に親和性のある星座でもあり、
今日の満月には、思慮に満ちた想いとともに、
明るい展望や願いを描いてみるのも良いのかも・・・。
さて、そんなこの度のヒーリングビューティは、
夏の疲れたお肌に栄養を与え、細胞を活性させ、
想いや願いをカタチにするエネルギーに満ちた
大地の恵み“お野菜”を使うフェイスパックのお話です。


◆秋のお肌

この時期のお肌は、夏場に受けた紫外線でかなり疲れ気味。
しかも、今年も連日の猛暑でしたね。激しい暑さは体の全てに
強い疲労感をもたらします。疲労感は自然治癒力を下げ、
お肌のターンオーバーにも影響します。紫外線を受けて発生
したメラニンは、肌細胞を守るために黒色になりますが、
正常なターンオーバーが行なわれれば黒い肌細胞は垢と
なって剥がれ落ち、白いお肌に戻ります。しかし、疲れなどで、
新陳代謝が落ちて、ターンオーバーが遅れると、お肌の表層
に、黒い肌細胞が残って、それが色素を沈着させて「シミ」と
なってしまいます。さらに、紫外線を受けて体内に発生する
活性酸素は、お肌の奥の真皮層でコラーゲンを壊し
「シワ」「たるみ」を招きます。
そこで、そんな疲れたお肌にパワーを与えてくれるのが、
同じように強い紫外線を浴びて育った大地の恵みです。

◆秋のお肌に大地の恵み

大地に根差した植物たちは、
地球のミネラルを吸収し、
太陽の光をいっぱい受けて
栄養を生み出します。
同時に、たくさんの紫外線も
浴び続ける彼らは、
自らの酸化を防ぐために、
強い抗酸化力を培うことで生長していけるのです。
そこで今回は、夏に受けたダメージ肌を回復するために、
畑のお野菜やお豆、茶葉、花蜜などの抗酸化力を借りて
リカバリー&美白をしていきたいと思います。
お台所でお馴染みのこうした食材は、普段、私たちの体を
健やかに力強く作ってくれているものです。
お肌だって食べたもので出来ているのです。
良質の大地の恵みには、非常に優れた抗酸化力やビタミン・
ミネラルなど、美肌に欠かせない栄養がたっぷり!
又、しっかりと効果を得るために、材料は有機栽培や
無農薬のものを選んでくださいね。
やんわりと、でも、しっかりと癒しのパワーが届くパック剤で、
近頃の私にとって、毎週欠かせないスキンケアの一つです。


・・・・・使う材料は、下記の5つの食材と、1つの精油です。
これらをよーく混ぜ合わせて作ります♪

「人参」
“美白”をサポートしてくれる根菜です。
キャロットの語源は“カロテン”。カロテンとは、強い抗酸化力
をもつ色素成分で、人参にはαカロテンとβカロテンが
含まれます。βカロテンは体内でビタミンAに変換され、
お肌のコンディションを整えるのに役立ち、
αカロテンは活性酸素を除去する高い抗酸化力で
お肌のリカバリーに強力なサポートになります。さらに、
ビタミンCも多く含み、美白には人参 !! という訳です。
又、根菜には、地に足をつけるエネルギーが高く、
想いをカタチにするチカラを促すと言われています。
※但し、人参はフロクマリン成分を含むので、パックは夜のみに!!

「緑茶」
高い抗酸化と殺菌力を誇る
“カテキン”たっぷりの緑茶。
そして、そのチカラは、
ビタミンEの10倍のパワー
とまで言われています。
さらに、熱に強いビタミンC
を含みますので、お茶自体が美白の助けになります。又、
タンニンは引き締め作用が高く、欠けていく月の肌ケアに
チカラを発揮してくれる優秀な和ハーブです。
特に、一番茶にその多くの栄養が抽出されますから、
必ず一番茶を使ってくださいね。
※一番茶は力強いので、パック剤には少量を使います。

「大豆粉」
大豆には、バランスのとれたアミノ酸が豊富に含まれ、
新陳代謝を活発にし、“イソフラボン”などの抗酸化力は
お肌の再生を助けます。大豆の“レシチン”“イソフラボン”が
女性の体やお肌のバランスを保つのに役立つことは有名
ですね。又、材料を調和させ、とろっとしたパック剤に
まとめ上げる大切な役割も果たしてくれます。
※但し、大豆アレルギーの方は入れないでくださいね。

「ハチミツ」
強力な殺菌力とともに、含まれる豊富なビタミンB1・B2が、
肌荒れの治癒を助け、お肌を整えるのに役立ちます。
よく口内炎ケアやリップクリームにも使われますね。
さらに、ビタミンCや亜鉛などミネラル類も多く、
コラーゲン生成に役立ち、美白サポートの強い味方にも
なります。又、吸水性の高い性質で、お顔につけると、
パック剤の水分の蒸散を防ぎ、保湿と滋養に満ちた優秀な
保護材にもなります。
欠けいく月の頃のケアにはもちろん、バランスのとれた栄養
価は、満ちる月の頃にも効果的な有り難い自然の恵みです。
※純正のハチミツをお使いください。

「オリーブオイル」
太陽の恵みをたっぷり受けて育つオリーブの一番搾りには
美肌に欠かせないビタミンAやビタミンEがたっぷり。
そして、オレイン酸を多く含み、お肌を柔らかく保ちます。
又、木星に親和性があると言われ、周りを包み込む大らかさ
があり、材料全てに、やさしく溶け込み、寄り添い、
お肌をしっとりと包み込みます。
※エクストラバージンオイルをお使いくださいね。

「レモン精油」
学名:Citrus limon ミカン科 
心身の安定と活性に働きかける、月に親和性のある精油です。
太陽の光りをいっぱい受けて育った果皮から抽出された
そのチカラは、心の疲れをとり、免疫を活性させます。
お肌に対しては、古い角質をとり肌色を明るくさせるのに
助けとなるので、ターンオーバーの強い味方となります。
そして、パック剤に加えることで、爽やかな香りが、材料を
ひとつに調和させ、心の疲れを癒し、リフレッシュに導きます。
素晴らしい精油ですが、光毒性があるので、お肌に使う場合
必ず夜にし、使用後8~10時間は太陽に当たらないでください。
※お肌のパックなので夜専用パックとしてお使いください。
※少し刺激があり、敏感肌の方は、精油を入れないでください。

以上が、お台所で作る、ミネラル・ビタミンたーっぷりの
おすすめ美白サポートのフェイスパックになります。
栄養いっぱいで滋養に満ちている上、殺菌や引き締め、再生力
がありますので、満ちる月にも、欠けゆく月にもサポートとなる
パック剤になります。


◆スペシャルケア「秋の夜長の美白フェイスパック」

<材料>
※1~2回分 夜用パック
・有機人参   小さじ1
・有機ハチミツ 小さじ2
・大豆粉    小さじ2
・有機緑茶  小さじ1/2
・有機オリーブオイル
      小さじ1/2
・有機レモン精油 1~2滴

<作り方>
① 緑茶をお湯で抽出し、一番茶小さじ1/2とっておく。
② 人参を洗ってすりおろし、器に入れる。
③ ②の器に、
ハチミツ・大豆粉・①の緑茶オリーブオイル・レモン精油
全ての材料を入れてよ~くかき混ぜる。 出来上がり!!
※ご注意
*今回は人参とレモン精油が入るパック剤です。光毒性が
あるので使用後は8~10時間太陽に当たらないよう注意し
必ず夜専用パックとしてお使い下さい。
*消費期限は冷蔵庫保存で2~3日中にお使いください。

<使い方>
① 洗顔後、水気を拭いたお顔にパック剤をつけてください。
② 10分ほどそのままにお待ちください。
③ ぬるま湯で、くるくると軽く撫でこするようにパック剤
を洗い流します。しっとり感が持続し、お肌がなめ
らかになり、肌色はやわらかく明るくなるのがわかります。
尚、その後は、いつものスキンケアを行ってくださいね。


それでは、みなさま、今回の「秋の夜長のスペシャルパック」、
ゼヒゼヒお楽しみくださいませ~♪
爽やかな秋の季節、より素敵で豊かな時でありますように。
・*゜°・。*・°゜*・*゜°・。*・°゜*・*゜°・。*・°゜*。*・゜°゜*。。


§お知らせ§

10月・11月にワークショップをいたします。ゼヒご覧ください。

◆『月とハーブ 四季のビューティ 冬のお支度』
 *日 程: 10月30日(木)・31日(金)
 ※どちらの日程も同じ内容です。
ご都合の良いお日にちをお選びください。
*時 間: 19:15~21:30
 *参加費: 4400円※材料込
*作る物;ご自身の感性を生かして作る
自分の波調に合ったオリジナルの
100mlローション&20ml美容オイル
*場 所: 笹塚ワークルーム(自宅)
京王線「笹塚駅」下車 徒歩8分。
詳細はお申し込み時にお知らせします。
※お問合せ・お申込みmai_healinlab@yahoo.co.jp

◆『なりたカルチャー秋のアンチエイジング 全4回』
 *日 程: 10月2・9・16・23日 全木曜日
*時 間: 14:00~16:00
 *参加費: 8000円※材料込
*作る物:エイジングケア化粧水・美容オイル・クリーム
*場 所: なりたカルチャー(成田国際文化会館/成田市)
※お問合せ・お申込み 0476-23-1331(月曜休館)

◆『なりたカルチャーハーブで癒す!食す! 全3回』
 *日 程: 11月20・27日、12月4日 全木曜日
*時 間: 14:00~16:00
 *参加費: 6000円※材料込
*作る物:ハーブサプリメント、スパイスカレー他
*場 所: なりたカルチャー(成田国際文化会館/成田市)
※お問合せ・お申込み 0476-23-1331(月曜休館)


2014年9月9日

第6回
ひかりの季節のハーブケア


お久しぶりです~。
紫陽花の美しさが目に染みるこの頃です。
雨にうたれる緑も深みを増して、素敵ですね。

さて、現在、お月さまは、射手座に入座中。
・・・ですが、、、真夜中には山羊座へと移動します。
山羊座と言えば、伝統的なものに惹かれたり、
コツコツとお仕事に打ち込むなど、
少し地味だけれど着実な歩みを好む星座です。
星の示す体の部位は “皮膚”。
そんな山羊座からスタートする、今回の欠けゆく月。
より美しいお肌を作るために、山羊座の地道なパワーを借りて、
ちょっと時間をかけて手仕事するレシピをご紹介します。


◆ひかりの季節

この時期の太陽は、ひかりが増して、
様々ないのちを育みます。しかし、
気をつけなければいけないひかりも
存在しますね。・・・“紫外線”です。

特に、5~6月は“紫外線”が多い・・・と
よくいわれます。ただ “紫外線”
と言ってもA波とB波、2種類が存在
します。5~6月に最も多く降りそそぐ
紫外線とは、A波のことです。
そして、このA波が、かなりクセ者なのです!なぜなら、
梅雨の曇りがちな日でも、A波はしっかり降りそそぎます。
窓ガラスも透過します。お肌の真皮層(深部)にも到達して、
コラーゲンやエラスチンを酸化させ壊してしまいます。
それが「シワ」や「たるみ」の原因のひとつ(TOT)。
いわゆる“光老化”と呼ばれる現象です。
さらに、お肌の奥でメラノサイトを活性させて
メラニンを作り、お肌の「黒ずみ」の原因にもなります(TOT)。
ですから、「お部屋にいても、日焼け止めは欠かさないで !!」
・・・と昔からよく言われますね。
又、もう一つの紫外線B波は、照射のピークが7~8月の真夏
になります。・・・でも、お肌の表層に強く作用するので、
表面を炎症させたり、メラニンを発生させてお肌を黒くし、
「シミ」、「ソバカス」、「乾燥」、「小じわ」を招きます。
ですから、やはりB波も、今から防御していきたいものです。

◆欠けゆく月 白い女神のハーブ

ひかりの季節のおすすめハーブは
“メラニンを抑制する” “酸化から守る” がキーワード。
そして今回の欠けゆく月にご紹介するハーブは、
『ラズベリーリーフ』と『ヒース』です。

『ラズベリーリーフ』は、
生理痛やPMSなどに有効な、女性のハーブとして有名ですが、
“エラグ酸”という強い抗酸化に働く成分が含まれています。
このエラグ酸は、ポリフェノールの一種で、
強力な抗酸化力とともに、メラニンの生成を抑え、
美白をサポートする心強い味方です。
そして、高い収れん作用もありますから、
欠けゆく月の美肌作りにもぴったり。
紫外線によって酸化しやすいこの時期に、
まさに欠かせない、おすすめのハーブです。

『ヒース』は、
“アルブチン”という成分をもっていることで有名ですね。
このアルブチンも、メラニンの生成を抑え、お肌が黒くなるのを
防ぎ、さらにシミなどの色素沈着を防ぐ助けになります。
この季節に、まさに頼りになるハーブです。
又、ヒースにも、かなり引きしめ作用がありますから、こちらも
欠けゆく月の美肌作りに、頼もしい味方となります。
我が家のチンキ剤の常連のひとつです。

私はこの2つのハーブを
別名“白い女神のハーブ”と呼んでいます(笑)。
なぜなら、どちらも金星を支配星とするハーブで、
しかも前述の通り、美白サポートの作用を備えているからです。 
金星ハーブは、美肌に働くものが多いものですが、
美白に関わる成分をもつことは特徴的なことですから。
さらに、ラズベリーリーフには子宮を強壮にする作用、
ヒースには泌尿器の浄化作用という、女性の心と密接な体の部分
に、優しく働きかけてくれる素晴らしいチカラをもっています。
又、金星のエネルギーは、愛を育むように、ふたつのものを調和に
導くチカラがある・・・とも言われています。 

そこで今回は、 『ラズベリーリーフ』と『ヒース』のふたつをブレンドさせて、
調和させるように“ハーブチンキ剤”を作ってみたいと思います。
実際に、ヒースのアルブチンは、ビタミンCと相乗効果をもちます。
今回ブレンドするラズベリーリーフにはビタミンCが
微量含まれていますので、アルブチンの働きをより活発に
してくれるかも・・・と、素敵な相乗効果も期待できます。

“ハーブチンキ剤”とは、
ハーブをアルコールに漬けて有効成分をじっくり抽出したもの。
植物療法の基本的手法のひとつで、昔から行われてきました。
ハーブチンキ剤は、手作りのハーブサプリメントやスキンケアなど
様々な基剤として使えます。憶えておくと大変便利ですので、
是非、トライしてみてくださいね!!


◆おすすめの「白い女神のハーブチンキ」

※仕込んでから、出来上がるまで2週間ほどかかります。
※サプリメントのようにお水やハーブティに入れてお飲みください。※手作りスキンケアの基剤としても有効です。ゼヒ、飲んで♪つけて♪お使いくださいマセ。

<材料>
・ラズベリーリーフ 5~6g
・ヒース 5~6g
・ウォッカ 約150ml
・透明密閉瓶(消毒した約150mlサイズ)
※ハーブは必ずオーガニックをご使用下さい。

<作り方>
1.消毒した瓶を用意。
2.ラズベリーリーフ・ヒースを、手もみして瓶に入れる。
3.2にウォッカを注ぎ蓋を閉め、約2週間は太陽に当て、朝晩よく瓶を振ってエキスを抽出。
4.2週間後、コーヒーフィルターなどで抽出エキスを濾過する。
出来上がり!!
※消費期限 約1年としてお使いください。
尚、真夏の暑い時期は、冷蔵庫にお入れください。
又、おりものなどが出たら、捨てて下さい。




◆おすすめの飲み方
白い女神のハーブチンキ 「美肌ティ」

<材料>
・ローズヒップ 2つまみ
・女神のハーブチンキ 10~20滴
・はちみつ ティースプーン3杯
・レモン 1~2枚
※はちみつとレモンはお好みで。

<作り方>
① ローズヒップをカップにそのまま入れ湯を注ぎ3分蒸らす。
② 女神のハーブチンキ入れる。
③ お好みで、はちみつ・レモンを。

ビタミンCたっぷりのローズヒップは、それだけで美肌効果満載。
「女神のハーブチンキ」をおよそ20滴ぐらい加えることで
有効成分が相乗効果をもって、アンチエイジング&美白
に働きます。ローズヒップもそのまま食べながらお飲みください。
余すことなくビタミンを摂ることが出来て美容効果が高まります。
お酒もほんわかいい感じ♪美味しい美肌ティです♪



◆ハーブ・精油の禁忌について

*ラズベリーリーフ

学名 Rubus idaeus / バラ科 / 部位:葉部
禁忌 妊婦さんは安定期まで飲用は避けましょう。

*ヒース

学名 Erica vulgaris / ツツジ科 / 部位:花部
禁忌 特になし

*ローズヒップ

学名Rosa canina / バラ科 / 部位:偽果
禁忌 長期にわたり過剰に飲むのは避けましょう。下痢をおこす場合があります。


それでは、みなさま
これからのひかりの季節、より素敵な時でありますように。
次回は10月の満月に、またお会いしましょう。
・*゜°・。*・°゜*・*゜°・。*・°゜*・*゜°・。*・°゜*。*・゜°゜*。。


§お知らせ§

8月にふたつのワークショップをいたします。ゼヒご覧ください。

§月とハーブの会 ワークショップ§
◆『月とハーブ 四季のビューティ 夏のお支度』
 *日 程: 8月1日(金) 19:15~21:30
 *参加費: 4000円材料込(自分だけの100mlローション&20mlオイル作り)
*場 所: 笹塚ワークルーム(自宅)京王線「笹塚駅」下車 徒歩8分。

◆『乙女座の新月 ヨクイニンのチンキ剤作り』
 *日 程: 8月22日(金)19:15~21:30
 *参加費: 3500円※材料込
*場 所: 笹塚ワークルーム(自宅)京王線「笹塚駅」下車 徒歩8分。

※場 所の詳細はお申し込み時にお知らせします
※お問合せ・お申込み mai_healinlab@yahoo.co.jp


2014年6月13日

第5回
春の目覚めとハーブケア


少しづつ・・・春ですね~。
みなさん、いかがお過ごしですか?

春は梅、桃、桜・・・かわいらしいお花がいっぱいの季節♪
私の仕事場、笹塚ワークルームの桃の花も、大分咲いて、
今はまた新しいつぼみが、ふっくらと膨らんできています。
桃は、漢方では「桃仁」とよばれ婦人系の生薬に使われたり、
膨らんだつぼみを用いて作る「白桃化」は、体をゆるめるのに
使われるそうです。・・・いつか使ってみたいと思っています。

さて、春は、冬に縮こまっていた体がゆるみはじめ、
細胞ひとつひとつの動きが活発になっていく時です。
まさに、春の目覚め・・・・の時なのです。
目覚めとともに体が行なうこと、
それは、冬場に溜め込んだ余分なものを“出す”こと。
とは言え、この時期は、寒暖の差がはげしいので、
体は、ゆるんだり、縮んだりと大変ですね。
バランスを崩しがちなのも仕方ないな・・・なんて思います。

又、今日の満月は、真夜中2:08に乙女座で迎えました。
月が乙女座にいる時は、メンテナンスをすると良い時。
今日を境に、月は欠けていきますが、
欠ける時期に高まるのは排泄力! そして、
春の目覚めによって促される解毒力!
いわば、ダブルのデトックス・タイミングです!!
このタイミングを生かして、
今回も、ハーブとアロマをサポートに
お肌のメンテナンスをしていきたいと思いま~す♪


◆春の目覚めのケア

この時期の肌ケアのテーマは、
前述のとおり、何と言っても、“デトックス!”・・・ですね。
気温差の大きいこの季節は、体の切り換えが意外と大変な時。
ですので、今回おすすめのハーブケアは、
精油と植物油でパワフルにいきます!
あ、だから“アロマケア”になりますね!
グレープシードオイルに、シダーウッド精油・ローズマリー精油
を調和させた「春の目覚めのデトックスオイル」です。

ローズマリー精油は、
「太陽」に親和性があると言われ、
顕在意識をしっかりと目覚めさせ、すべきことに集中する
チカラを高めてくれるエネルギーをもっています。
春の目覚めを後押しするのに最適です。
肌ケアの働きとしては、強い引きしめ効果があり、たるみや
むくみの改善に有効です。又、吹き出物のケアにも役立つので、
春のお肌に効果的な精油のひとつです。
ローズマリーは、別名“万年郎”とも呼ばれ、“いつも若い”という
意味をもちます。若さを助けるエッセンスとして、私も
頻繁に使っています(笑)。

シダーウッド精油は、
「土星」に親和性があると言われ、
着実性を促すよう働きかけます。そして、
シダーという言葉は「力」を意味するアラビア語に由来。
この精油は、木部の心材から抽出されますが、
木の幹は人生の歩みを示すとされ、シダーウッドの香りは
人生の真の歩みを強固にするよう働きかけると言われています。
まだ夢見心地で不安定な春の心を、真の歩みへと導くでしょう。
又、肌ケアの働きとしては、お肌を柔らかくするとともに、
収れん・殺菌消毒、そして、皮脂の分泌のバランス調整、
老廃物の排泄に効果的。まさに、この季節の強い味方です!

この二つの精油とともに協調して働きかけてくれるのは、
ベースとなるグレープシードオイル(植物油)です。
使い心地は、サラッとして、ベタつきにくく、伸びが良く、
皮脂が気になる春肌にぴったりです。
春のお肌は、ゆるんだ細胞から皮脂などの分泌物も出やすく、
そこに強い春風がチリやホコリ、花粉などを運び、
お肌にとっては結構刺激になることが多いもの。
そこで今回は、低刺激でサラッとしたグレープシードオイル
を選びました。ビタミンEやミネラルを多く含み、
お肌の潤いにも助けになります。
ブドウは豊穣の象徴であり、種子は生命力に満ちたものです。
豊な実りから得られる生命力で調和させた
「春の目覚めのデトックスオイル」
スッキリ爽やかな香りと、淡い黄緑色のオイルが、
体とともに心をもサポートしてくれるはず・・・。
ぜひお試しになってみてくださいね~(^‐^)/


◆おすすめのひと品
「春の目覚めのデトックスオイル」

ローションの後に、美容オイルとして、
あるいは、ボディトリートメントオイルとしてお使いください。

<材料>
・グレープシードオイル 15ml
・シダーウッド精油 2滴
・ローズマリー精油 1滴
※材料:オーガニックをご使用下さい。
※精油は1%希釈になる量です。

<作り方>
1.ビーカーにグレープシードオイル15mlを入れて
2.精油を合計3滴加え、よくかき混ぜ、
遮光容器に入れて完成です。
※消費期限 冷暗所で約1ヶ月以内としてお使いください。



◆ハーブ・精油の禁忌について

*シダーウッド精油

学名 Cedrus atlantica /マツ科/抽出:木部
禁忌 妊娠中の方は使用不可。てんかんの方使用不可。
少量使いを心がけること。

*ローズマリー精油

学名 Rosmarinus officinalis ct.cineol /シソ科/抽出:花と葉
禁忌 妊娠中の方は使用不可。
敏感肌の方は体調に注意し、少量使いを心がけること。

*グレープシードオイル

学名 Vitis vinifera / 抽出部位 種子
禁忌 特になし


◆もうひと品
「春の目覚めの美肌茶」

今回おすすめする、もうひと品は、
春に目を出す“つくしんぼ”のハーブティです。
スギナに含まれるケイ素というミネラルは、
結合組織(コラーゲンやエラスチン)を強くする働きが
あります。又、カルシウム、カリウムが豊富で、水分代謝
を活発にし、浮腫みの改善に役立つヨーロッパの
伝統茶のひとつです。デトックスしたいこの時期に、
心強いハーブティです。
春の目覚めの朝一番のお茶として、ホッと一息の午後のお茶
として、ミネラルの吸収の良い朝と食間にお飲みください♪

<材料>
・スギナ(ドライハーブ)ティースプーン1杯
※スギナ茶は、クセの無いやわらかいお味です

<作り方>
1.ティーポットにスギナハーブを入れて、
沸かしたばかりの熱いお湯を注ぎます。
2.3分ほど蒸らしたら出来上がりです。



◆ハーブ・精油の禁忌について

*スギナ(ドライハーブ)

学名 Equisetom arvense /トクサ科/抽出:葉茎部
禁忌 腎機能の疾病がある方飲用不可。


それでは、みなさま
素敵な春でありますように・*゜°・。*・°゜*
・。*・゜ 次回は6月にまたお会いしましょう・。*・゜°゜*。

°・。*・°゜・。*・゜°・。*・°月とハーブに感謝をこめて°・。*


尚、3月と5月に講座をさせていただきます。
ご興味のある方、次のご案内をご覧くださいマセ。


§講座のお知らせ§

◆3月 ワークショップ
※この回だけは、お申込みは3/18までにお願いします。
『牡羊座の新月 に向けて カレーのスパイスブレンド作り』
*内 容: 牡羊座の新月にまつわるスパイスを軸に、植物療法の
視点で、オリジナルスパイスカレーのスパイスブレンドを作る会です。
*日 程: 3月29日(土) 午前10:30~12:40
 ※当日は13:00~14:00無料ご試食にベジカレーをご用意しています。
*参加費: 4000円※スパイス材料込
※スパイスを持ち帰るための瓶かストックバッグをご持参ください
*場 所: 笹塚ワークルーム※京王線「笹塚駅」下車 徒歩8分。
※詳細はお申し込み時にお知らせします)
*お問合せ・お申込みmai_healinlab@yahoo.co.jp

◆5月 ワークショップ
『月とハーブ 四季のビューティ 夏のお支度』
*内 容: 魅惑のバラと“欠けていく月”にスポットを当て、美肌に導く
ハーブや精油を、ご自身の感性で選び、スキンケアに手作りいただく会です。
*日 程: 5月23日(金) 19:15~21:30
*参加費: 4000円※材料費込(100mlローション&20ml美容オイル)
*場 所: 笹塚ワークルーム※京王線「笹塚駅」下車 徒歩8分。
*お問合せ・お申込みmai_healinlab@yahoo.co.jp

※「月とハーブの会」のワークショップは、定員6名です。
参加者が半数に達しない場合は開催を見合わせる場合
がございます。ご了承くださいませ。


2014年3月17日

第4回
欠けゆく月の冬肌ハーブケア


ふと夜空を見上げると、澄んだ星空に、くっきりとお月さま。
冬の冷たく乾燥した空気は、月を輝かせ、
イルミネーションを美しく魅せてくれます。
・・・これも冬の素敵な風情ですね。
そして、来週の今頃は、もうクリスマス・・・あっという間です。

さて、今日の満月は双子座に入座中。
双子座に位置する月は、様々な方面にアンテナを利かせ、
色んなヒト、モノ、コトにつながるよう促がすとか・・・。
しかも今は、師走の慌ただしさの中・・・。忙しく飛び回り、
冷たい外気や室内の暖房でドライスキンまっしぐら・・・(><)
今回は、そんな乾燥と疲労の中で頑張るお肌に、
欠けゆく月の冬肌ハーブケアをご紹介したいと思います。

◆欠けゆく月の冬肌ハーブケア

欠けていく月の頃は、
お肌自体の組織が引き締まってダメージの修復がしやすい時。
今回おすすめのハーブは、
カレンデュラ浸出油とシアバター。
冷たい空気からの保護と、疲労や乾燥によるダメージケアに
やさしく働きかけてくれるひと品になります。

カレンデュラとは、別名マリーゴールドのこと。
朝日とともに花開く様子から「太陽」を支配星とする説と、
「月」に親和性のある体の部位 “胃” を調整する働き、
肌のダメージを修復するといった薬用性の高さから、
「月」を支配星だとする、ふたつの説をもちます。
いずれにせよ、カレンデュラのチカラは、
欠けていく月のもたらすチカラとともに、
お肌の疲れを癒し、皮膚を修復へと導いてくれるものです。

シアバターは、
サバンナやガーナに自生するシアの木の実の仁から採れる油脂。
“サバンナの万能薬”、“聖なる木”とも呼ばれ、
強い陽ざしや乾燥からお肌を守るために、
赤ちゃんから大人の女性たちに、永く愛用されてきました。
高い保湿力と、素肌をしっかり保護するチカラで、
足りない皮脂を補い、しっとりと柔らかくしてくれます。

さらに、美肌に導く植物のエッセンス(精油)も加えました。
美の女神 金星を支配星にもつパルマローザ精油と
太陽を支配星にもつ神聖なフランキンセンス精油。
パルマローザはお肌の水分バランスを回復させ、
フランキンセンスは皮脂の分泌バランスを調整。
どちらの精油も引きしめに働き、水分・油分のバランスを整え、
乾燥肌に大きな助けとなります。

その香りは、
バラと同じ芳香成分をもつパルマローザが至福感を高め、
フランキンセンスの静かなる香りが、
呼吸を深く落着かせ、心の安定へと導いてくれるでしょう。

今回は、カレンデュラ浸出油、シアバターそして、
パルマローザとフランキンセンスの精油を調和させた
「モイスト&リペア カレンデュラバター」
・・・・そう私が勝手に呼んで冬場に愛用しているんですが・・・・
いわばスペシャルフェイスクリームです。


◆おすすめのひと品
「モイスト&リペア カレンデュラバター」

ローション後に、フェイスクリームとして、
あるいは乾燥の激しい箇所にポイントでお使いください。、

<材料>
・カレンデュラ浸出油 15ml
・ヴァージン シアバター 15g
・パルマローザ精油 4滴
・フランキンセンス精油 4滴
※材料:オーガニックをご使用下さい。

<作り方>
1.耐熱ボウルにシアバター、カレンデュラ
浸出油を入れ、湯せんでかき回しなが
ら溶かします。
2.シアバターがオイル状に溶けたら、
湯せんから外して、冷まします。
3.2のオイルの色が少し変わってきたら、
冷めてきた合図です。精油を入れて、
電動ホイッパーでいっきに撹拌します。
4.ホイップクリームのように、ふわっと
角が立つぐらいになったらOK!!
容器に入れて完成です。
※消費期限 約1ヶ月としてお使いください。

※尚、冷えてくると固まり、容器に入れにくくなります。
クリームが固まる前の少しゆるめの時に容器に入れましょう。
今回は使いやすいチューブ容器に入れました!
手に出しやすく衛生的デス(^^)。
(容器はMUJIにて販売されています)
※電動ホイッパーが無い場合は、撹拌棒でよーく撹拌してください。



◆ハーブ・精油の禁忌について

*カレンデュラ浸出油

学名Calendula officinalis  /キク科
浸出 花びらをサンフラワー油に漬けて浸出
禁忌 キク科アレルギーの人は使用不可

*シアバター

学名 Butyrospermum parkii /アカテツ科 /抽出部位:仁
禁忌 特になし。

*パルマローザ精油

学名Cymbopogon martini  /イネ科 /抽出:葉
禁忌 イネ科アレルギーの方、妊娠中の方は使用不可

*フランキンセンス精油

学名Boswellia carterii / カンラン科 /抽出:樹脂
禁忌 妊娠初期の方は使用不可

◆もうひと品
「満月の夜のフレッシュ レモン バス」

<材料>
・フレッシュ レモン 1~2個
・フレッシュ ローズマリー 数本
※レモンだけでもOKです。

<使い方>
沸かしたばかりの熱いお風呂に、レモンとローズマリーを
丸ごと浮かべます。
レモンも月に親和性のあるハーブのひとつです。
満月の夜に魔除けや浄化のためにレモン風呂に入ると良いとか・・・。
フレッシュレモンは、精油と違い、
ほのかで優しい・・・心安らぐ香りです。
手に取って、温めながら、鼻からゆっくり吸引してみてください。
年末の心身の疲れを優しくほぐしてくれるでしょう。



*゜°・それでは、みなさま
素敵なクリスマスを、そして、良いお年でありますように・*゜°・。*・°゜*
来年は3月にまたお会いしましょう・。*・゜°゜*。。

尚、来年は1月に講座をさせていただきます。
ご興味のある方、次のご案内をご覧くださいマセ。


§講座のお知らせ§

◆響探求会 『月とハーブ』
 *日 程: 1月22日(水) 19:00~21:00
 *参加費: 3500円
 *場 所: 国立オリンピック記念青少年総合センター
(小田急線「参宮橋」下車)
「月とハーブ」をテーマに、
月のチカラが心と体にもたらす変化を紐解きながら、
その変化を、美と健やかさに役立てるためのハーブ
についてお話します。
 *お問合せ・お申込み:
spiritofbach@gmail.com
お名前・メールアドレス・携帯電話そして、
「マヒナの記事を読んで」と付け加えてください。

◆月とハーブの会 『下弦の月とハーブ』
 ワークショップ
 *日 程: 2月21日(金) 19:15~21:15
 *参加費: 4000円※材料費込(80mlローション&12mlオイル)
 *場 所: 植物療法士 自宅ワークルーム
(京王線「笹塚駅」下車 徒歩8分。 ※詳細はお申し込み時にお知らせします)
「月とハーブの会」は、
月とハーブと心と体をテーマに、様々な月暦に
ワークショップをいたします。
この2月の会は、
目覚めの春に迎える“下弦の月”にスポットを当て、
ご自身の心と体に調和するハーブや精油を選び出し、
ローションと美容オイルを手作りしお持ち帰りいただきます。
*お問合せ・お申込み
mai_healinlab@yahoo.co.jp


2013年12月17日

第3回
欠けていく月と秋のエイジングケア


時が流れるのは早いですね~。
前回6月の満月から、あっという間に3ヵ月が経ちました。
今日9月19日は魚座の満月です。
さて今回は、お月さまのリズムとともに、 “秋”のお肌がテーマになります

◆秋のお肌

お肌って“秋”に年をとるんです。ご存知でしたか?
6月あたりから夏にかけて、強い紫外線や悪玉活性酸素、栄養の偏りなど
様々な理由から、お肌は毎日少しずつダメージを重ねます。
そして、 “秋”になる頃にガクっと老化が進むといわれています。
冬の寒さや乾燥に負けないお肌でいるために、この時期のお肌のケアはとても大切です。
ただ、季節の変わり目はお肌が不安定になりがち。優しくケアしていくことが必要です。

◆秋のエイジングケア

エイジングケアにも色々ありますが、今回おすすめするケアは、
肌細胞を活性化し、正常なターンオーバーでキチンとデトックスができるようにすることです。
ダメージでターンオーバーが遅れるとデトックスがうまく出来ず、シミやくすみ、キメの荒れにつながります。

今回は、肌細胞の活性とターンオーバー、そしてデトックスへの流れを健やかに導いてくれる、
ちょっと贅沢な精油で美容液を作ります。
精油は、分子構造が小さく、お肌の深部にまで浸透しパワフルに働きかけます。
その力はエイジングケアには心強い味方となります。
欠けていく月の頃は、皮膚の組織が結合を強め不要な物を出そうとします。
代謝UP、デトックスを促すことは、月のサイクルと調和したアンチエイジング効果を上げていきます。
お月さまのリズムにのって、ゼヒ、お試しくださいませ~(^‐^)/。


『欠けていくお月さまの美容液』

<材料> ※使用する材料は必ずオーガニックをお使いください。
・ネロリ精油 2滴
・キャロットシード精油 2滴
・アルガンオイル(精製したもの) 20ml

<作り方> ※消費期限1ヶ月間
(1) 小さじ4のアルガンオイルを入れる。
(2) (1)に精油2種を加え、よ~くかき混ぜる。

出来上がり!!


今回の美容液は、ネロリ精油・キャロットシード精油と精製したアルガンオイルを使いました。
ちょっと贅沢なエッセンスたちですが、いずれも活性力が高く、パワフルな抗酸化力に満ちています。
エレガントな香りとともに、秋のビューティケアにお役立てください。
それぞれの詳しい働きについては下記をお読みくださいませ~。


*ネロリ精油

新陳代謝を高め、肌細胞の成長を促します。
皮膚の更新を助けることでターンオーバーが促され、
色素沈着した古い肌細胞を垢としてデトックスすることに役立ちます。
シミやくすみの改善、タルミやシワの改善に効果的。
まさに美容のための価値あるエッセンスです。
又、エレガントな香りは、深いリラックスと至福感をもたらし、
メランコリックになりがちな秋の心に優しく寄り添ってくれるはずです。
学名 Citrus aurantium/ミカン科/抽出部位:花
禁忌 香りが強いので少量使いが適する。

*キャロットシード精油

ダメージを受けた肌細胞を活性化させ、再生を促す力に長けたエッセンスです。
シワやハリの改善に役立つとともに、肝臓の解毒機能を調整すると言われ、
加齢からくるシミやくすみの改善にも貢献するデトックス精油として有名です。
心の浄化にも働くこの精油は、疲れた心をリセットし再生へと導く力強さを感じます。
まさに、欠けていく月の頃にぴったりの精油ですね。
学名 Daucus carota/セリ科/抽出部位:種子
禁忌 妊娠中は使用禁止。 香りが強いので少量使いにすること。

*アルガンオイル(精製したもの)

必須脂肪酸とビタミンEの含有が他の植物油に比べて群を抜いて高く、
素晴らしい皮膚軟化力と抗酸化力があります。
※精製オイルの理由
加えた精油のエレガントな香りを生かすために精製オイルにしました。
学名 Argania spinosa/アカテツ科/抽出部位:核
禁忌 特になし

欠けていくお月さまの秋のスペシャルケア

秋のお肌は夏の疲れや気温の変動で不安定になりがちです。
そんなダメージ肌には、ゴマージュなどの刺激になるようなケアよりも、
優しいハーブスチームがおすすめです。

今回ご紹介するハーブスチームは、『バラのフェイシャルスチーム』です。
バラの有効成分が鼻から吸入され穏やかに体内に働きかけ、
スチームで老廃物はデトックスされます。
さらに、立ち上るほのかな甘いバラの香り・・・。
幸せな気分が広がる、ちょっと贅沢なバラのハーブスチームです。
秋のビューティケアのひとときに、ゼヒお試しください~♪♪

<材料>
・ローズレッド
・ローズバッツピンク
・熱湯
・タオル

<作り方・使い方>
※敏感肌の方は約5分、乾燥肌の方は約10分ほどを目安にしてください。
(1)ボウルにハーブを入れて、沸かしたお湯を注ぎます。
   (※目安:湯1リットルにハーブ約8g)
(2)目を閉じて、お顔を湯気にあて、タオルでおおい湯気を逃がさないようにします。
   鼻でゆっくり湯気を吸入してください。
   ※湯気が刺激になるので、必ず目は閉じてください。
   尚、水面にお顔を近づけ過ぎないようご注意ください。火傷の危険があります。
   お顔は水面から30cm以上は離してください。
(3)約10分ほどスチームしたら、ぬるま湯でゆすぎ、冷水でひきしめ、
   後は普段のスキンケアでOK



*ローズレッド、ローズピンク / 同種のドライハーブ

「アポテカリーローズ(薬屋のバラ)」とも呼ばれ、古くから薬用に使用されてきたハーブです。
肺や肝臓の浄化作用、強壮作用があると言われています。
美容にも有効で、収斂作用が肌のキメを整え、肌の弾力の回復に働きます。
乾燥肌、老化肌などの改善にも効果的。優雅な香りには至福感を高める働きがあります。
学名 Rosa centifolia/バラ科
禁忌 妊娠中の方はお止めください。


§10月・11月 講座のお知らせ§

◆『アロマテラピーでより美しく』 全3回コース
*日 程: 10月16・23・30日 /全水曜日 14:00~16:00
*参加費: 6000円(3回分の受講料+材料費込)
*場 所: 成田国際文化会館 なりたカルチャークラブ(千葉県成田市)
「美しくなる」ためのアロマテラピー講座です。
オーガニックの自然素材を使い、しっとり潤う美肌スキンケアを手作りします。
植物の力をビューティケアに役立てる全3回のワークショップ形式の講座です。
(手作り予定:アロマ化粧水・美容液・リップクリーム)
*お申込み: 成田国際文化会館0476-23-1331 (営業9:00~17:00/月曜休館)

◆『ハーブティで美味しくヘルス&ビューティ』 全3回コース
*日 程: 11月21・28・12月5日 /全木曜日 14:00~16:00
*参加費: 5500円(3回分の受講料+材料費込)
*場 所: 成田国際文化会館 なりたカルチャークラブ(千葉県成田市)
ハーブにはデトックスやアンチエイジング効果、風邪の予防など役立つ働きがいっぱいです。
そんなハーブを美味しいお茶や 伝統的な濃縮ハーブドリンクに手作りして味わう全3回の
ワークショップ形式の講座です。
(手作り予定:オリジナルブレンドハーブティ・ハーブティ用ジャム・濃縮ハーブコーディアル)
*お申込み: 成田国際文化会館0476-23-1331 (営業9:00~17:00/月曜休館)


2013年9月19日

月とハーブのヒーリングビューティ / 塩見麻衣美(植物療法士)

第2回
月とハーブのヒーリングビューティ


前回は、 月の力、そして私自身の月と美容について
毎日の実践と体感しているビューティーケアについてお話しさせていただきました。
いわばわたしの基本ビューティケアの実践編です^^。
今回の満月の日は、欠けていくお月さまローションと美容液についてのご紹介。
そして、ハーブスキンケアを有効に楽しんでいただく心得をお伝えしたいと思います。

今回の欠けていくお月さまのサイクルに大切なテーマは「浄化とひきしめ」です。

なぜなら、今日、満月を過ぎると “欠けていく月の時”に入ります。
月が欠けていく時の「体」は、排泄力が高まり老廃物を出すように促されます。
余分な水分が排出されて組織も結合を強めていく時ですから、
“浄化”(=不要なものを出すこと)と“ひきしめ”
に働くハーブや精油は、月と体の自然の摂理にかなったものです。

また、6月は1年でもっとも紫外線が強い季節。
紫外線にさらされているお肌は、フリーラジカルの発生やメラニンの生成による色素沈着など
様々なダメージを受けてしまいます。
ですから優れた抗酸化力をもつハーブや精油が必須となります。

そこで、今回のお月さまローションは、
浄化力の高いラベンダー、ひきしめのローズマリー。
この2つの精油を選びました。
欠けていく月の力と植物力の相乗効果で、
ダメージ肌を素早くリバイタルにサポートしてくれる精油です。
精油については、最後に精油のご紹介をご参照ください。


「浄化&ひきしめ」欠けていくお月さまローション レシピ

材料 (分量:2週間分 ※精油希釈率 約0.4%)
  ・オーガニック ローズマリー(精油) 4滴
  ・オーガニック ラベンダー(精油) 6滴
  ・スピリタス(OR ウォッカ) 5ml=小さじ1
  ・植物性グリセリン 12ml=小さじ2.5
  ・オーガニックラベンダーウォーター 100ml
  ・材料をミックスする容器
   ※100mlの水溶液が入るサイズ 1個
  ・100ml遮光瓶 1本 

作り方 ※手作りは防腐剤が入ってません。冷蔵庫保存で2週間で使い切ってください。
   1 材料を混ぜ合わせる容器に、スピリタス5mlを入れる。
   2 1に精油を加え、よく掻き混ぜます。
   3 2にグリセリンを加え、さらにシャッフル。
   4 3にラベンダーウォーターを入れてよく掻き混ぜ、
     消毒済の遮光瓶に入れる。
     ・・・・・・・・・・・・・・ラベルを貼ったら、出来上がりです!!


そして、欠けていくお月さまローションにプラスの保湿力の
サポートになる美容液です。ゼヒ、ダブルでお試しください。

6月の美容液・アルガンオイル

今回ご紹介する美容液は、素晴らしい植物の力をそのまま生かします。
テーマは「ハイパワーな抗酸化」。
ご紹介するのは、アルガンオイルです。
アルガンとは、モロッコの強い太陽の日差しを浴びて育つ樹木です。
熱く乾燥した厳しい環境を生き抜くアルガンのパワーは、
高い抗酸化力と保湿力を備えており、今、注目の植物油です。
ポイントはビタミンEの含有が他の植物油に比べて群を抜いて高いこと。
強い紫外線を浴びるこの時期、体内ではフリーラジカルが発生します。
フリーラジカルはコラーゲンを壊すなどお肌へのダメージが大きく老化を早める元凶です。
ビタミンEは、そんなフリーラジカルを減少させるグルタチオンを増やす働きがあり、
フリーラジカルの抑制には効果的。
アルガンオイルはそのままで十分に優秀な美容液なのです^^。
欠けていく月の時は、栄養の吸収は弱まりますが、
この時期にアルガンの保湿力と抗酸化力は欠かせません。
使った翌朝のふっくらやわらかいお肌。
是非お試しください。

使い方
   洗顔後、
 1 「お月さまローション」は、毎回よく振って混ぜてから手のひらにとり、
   手の中でもむように少し温める。
   押し込むようにお顔からデコルテにかけて何度もよく入れていきます。
   お肌につけたら、時折1分待って浸透したら、再びつけるという行為を
   2~3度繰り返しつけると効果的です。
 2 「お月さまローション」の後は、
   水滴の残るお顔に、 「アルガンオイル」をそのままつけます。
   紫外線の多いこの季節は、お肌の乾燥や酸化などに効果をもたらします。
 3 アルガンオイルをつけたあとは、リンパのツボ押しをして老廃物を流すよう促しましょう。
 4 再びお月さまローションを少量お顔につけてください。
 5 最後に、両手でお顔をおおって手のひらで優しく圧を加えながら、
   「いつもきれいな顔と素敵な笑顔をありがとう」と自らのお肌に、
   気持ちを込めて感謝してください。
   できれば声を出して・・・感謝のお祈りは美肌のために欠かせないスキンケアです。
   ・・・その理由はいつかまた・・・^^。


◇ハーブスキンケアを楽しむためには。


なんとなく心得

自然界のものの働きを体感するためには、
時に感覚を研ぎ澄ますことが必要だったりします。
ハーブはコツコツと使い続けることで体感に至る場合が多いものです。
自然界のものは効き目はじ~んわり。
しかし、その力には底力のようなものを感じます。
なぜなら、根本的な治癒力に働きかける力があるからです。
もちろん、精油にもそれは同じことがいえます。
植物のビューティパワーは、
忍耐力をもって、自らのお肌に向き合いながら使うといいと思います^^。
又、自分のお肌の調子を観察していると、
睡眠をとっているにも関わらず、パサついた印象の日があります。
そうした日は、必ず何かマイナスのことがある時です。
例えば、数日前にだれかと言い合いをして未消化の思いが残っていたり、
計画したことがうまく行かないジレンマを抱えていたり・・・。
心と体は繋がっていますから、もちろん、心の状態がお肌にあらわれることになります。
そんな時は、フラワーエッセンスで労わることも
ビューティケアのひとつです。


忘れてはいけない大切な事

又、もう一つ、忘れてはいけない事なことがあります。
それは、「お月さまローション」をはじめとするハーブスキンケアを手作りする時間です。
忙しかったり、疲れていたり・・・時には面倒に感じることもあります。
でも、極力心を静かにする時間を作り、
植物への感謝の気持ちを込めてハーブスキンケアを作り上げることが大切です。
忙しい時こそ、リラックスの機会だと捉えて作る時間そのものを楽しんでください。
忙しいからと雑に作った時には、不思議と、その効果も雑な感じに思えます。
(5年の間には、何度か失敗も・・・雑に作った時には効果半減・・・でした^^;)
お肌を元気に美しくしてくれる“スキンケア”を作るためにも
月の力とハーブの力を味方につけるためにも
その土台となる「心」を大切にしましょう。
すべてに感謝を込めて・・・^^。

欠けていくお月さまのスペシャルケア レシピ「美白ハーブゴマージュ」

ゴマージュ(=こする)とは角質を優しくとる方法です。 欠けていく月の頃は排泄力が高まる時。古い角質の除去に適しています。 古い角質が取り去られることで、より新しい細胞の活性が促されます。 肌色もワントーン明るくなり、すべすべになります。 使用するハーブは、強い紫外線に負けないように、美白に働くヒースと、浄化力のラベンダーです。 作っている間からラベンダーの香りで癒されます~。
※ベストタイミングは下弦の月6/30~新月7/8

材料
  ・有機ヒース(ドライハーブ)      ティースプーン約2杯
  ・有機ラベンダー(ドライハーブ)    ティースプーン約2杯 
  ・沸かしたてのお湯                   適量

作り方
   1 ミルサーでヒースとラベンダーを粉末にする。
   2 2に少しずつゆっくりとお湯(沸かしたお湯)を加え、もったりさせる。
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷めたら出来上がりです。
   ※作ったら、なるべくすぐにお使いください。
   尚、お肌をこするので、お顔に傷がある時や炎症がある時はおやめください。

使い方 (ぼろぼろするのでお風呂での利用が使いやすいでしょう。)
   洗顔後
  1 お顔やひじ、ひざなどにつけて、円を描くように軽くこすります。
    ※ラベンダーの香りがリラックスできますよ~^^
  2 洗い流します。
  ※効果的な方法は、ゴマージュのハーブを5分ぐらいお顔につけてサランラップで押さえます。
   ハーブエキスが浸透しより効果が増します。


6月の満月は山羊座ですね。
月が山羊座にいる時には“皮膚” のお手入れをすると効果的。
今回は、お月さまローションとアルガンオイルでの美肌ケアをご紹介しました。
ゼヒ、ご参考にしていただけると幸いです~^^。
次回は、秋にむけてのスキンケアのご紹介をいたします。


精油のご紹介

ラベンダー・アングスティフォリア Lavandula angustifolia シソ科

ラベンダーはラテン語の「Lavare」=「洗う」という言葉が名前の由来です。
その名の通り、“消毒”や“浄化”といった働きをもちます。
さらに、新しい肌細胞の成長を促すパワフルな力があります。
新しい細胞を育み、古い角質がはがれ落ちるように促すのです。
このサイクルがターンオーバー。お月さまとほぼ一緒の約28日周期です。
この周期が狂い、いつまでも古い角質が肌表面に残っていると色素が沈着しやすくお肌のキメも荒れてきます。
紫外線のダメージを軽くするためにも、古い角質を除去しターンオーバーを正常に守ることこそ
リバイタルの力を強化する秘訣です!!
※シソ科アレルギーの方、妊娠前期、幼児にはご使用不可です。

ローズマリー ・シネオール Rosmarinus officnalis ct.cineole 和名マンネンロウ シソ科

ローズマリーには、血行促進と強いひきしめ作用があります。
血管を刺激し血流を良くすることで健康的な肌色へと導きます。
又、お肌の深部に浸透し組織のひきしめを強化し、むくみやたるみの改善に役立ちます。
欠けていく月の力は、余分なものを出して組織をひきしめていくこと。
まさにローズマリーは月と相乗効果をもって、お肌の若返りに使えるエッセンスです^^。
※シソ科アレルギーの方、妊婦、授乳中の方、お子様にはご使用不可です。
尚、ホメオパシーをお使いの方は作用を解毒してしまうことがありますので併用しないよう気を付けましょう。

ラベンダーウォーター/芳香蒸留水

ラベンダーの精油を蒸留法で抽出する際にできる水溶液です。芳香蒸留水ともいいます。
微量の精油成分を含むため、ラベンダー精油に通じる優しい働きがあります。

アルガンオイル Argania spinosa アカテツ科

モロッコの強い太陽光を浴びて育つアルガン樹木の実から採れるオイルです。
詳しくは種子の中の仁から搾り取るオイルです。
必須脂肪酸とビタミンEの含有がほかの植物油に比べとても高く、保湿力と
抗酸化力に優れています。紫外線によるダメージ、小じわやシミの改善を助け、
もっちりと柔らかな素肌に導く植物油です。


ハーブの紹介

ヒース Erica vulgaris/和名 エリカ(別名 ヘザー) ツツジ科

天然の美白成分アルブチンが含まれるので、シミや色素沈着の予防によく使われるハーブです。
メラニンの生成を抑制するため、シミの予防として働きます。
又、泌尿器の殺菌力に優れているので尿道炎などの予防に役立ちます。


ラベンダーLavandula angustifolia シソ科

神経をなだめ、精神的ストレスを軽減します。
花部には消毒作用や軽い消炎を緩和する働きの精油が含まれています。
お肌の清浄に役立ちます。
※シソ科アレルギーの方、妊娠前期、幼児にはご使用不可です。


参考図書

「ハーブと精油の基本事典」林真一郎著
「ハーブの安全性ガイド」クリス・D・メレティス著
「アロマテラピーの教科書」和田文緒著
「アロマテラピーのための84の精油」ワンダ・セラー著
「月の癒し」ヨハンナ・パウンガー、トーマス・ポッペ著
「月の魔力」A・L・リーバー著
「MOON DIARY ‘13」松村潔監修

§講座のお知らせ§

●9月7日(土)午前
響探求会「ビューティケアに活用するトーラス・ムーブメント」
 *宇宙の力をビューティケアに生かすワークです。
  ・講師:塩見麻衣美(植物療法士)
  ・場所:東中野(予定)
 *同日の午後は、トーラス・ムーブメントを生かしたヨガのワーク
  「内的宇宙(肉体)に宇宙を生かそう」も実施されます。
 *健やかで美しいお顔とお体のために是非ご参加ください。
□お問合せ・お申込み:spiritofbach@gmail.com
□お名前・ご連絡先1(メールアドレス)・ご連絡先2(携帯電話番号)
「マヒナ記事を読んで」と明記してください。

●9月20・27日(金)19:00~20:30
雅企画講座「月のリズムとハーバルビューティ」2日間コース
 *秋はお肌の変わり目・・・大事な美肌ケアの絶好のタイミングです。
  月のリズムと体と心の関係を紐解きながら、
  スッキリもっちり肌をつくる「下弦の月ローション(1週間分/50ml)」
  と「美容液」を作るワークショップを行います。
  是非ご参加ください。
  ・講師:塩見麻衣美(植物療法士)
  ・場所:九段下 イタリア文化会館4階
  ・参加費:6,300円 + 別途材料費3,000円
  お問合せ・お申込みは下記にお願いします。
メール:oyh3264r1w8483j@ezweb.ne.jp
   電 話 :080-6764-5672 電話受付時間10:00~15:00


2013年6月23日

月とハーブのヒーリングビューティ / 塩見麻衣美(植物療法士)

第1回
月とハーブのヒーリングビューティ


お気に入りのmahina pharmacyの新連載セラピストリレーに
参加させていただくことになりました
植物療法士の塩見麻衣美(しおみまいみ)です。
私のテーマは「月とハーブのヒーリングビューティ」
Mhinaの意味が月、新月ということからも、
今回のリレー参加には嬉しいご縁を感じています。
この連載では、
月のサイクルを味方に、色んな癒しの植物に助けを借りながら
ナチュラルなヒーリングビューティについてお話をしていきます。

さて、植物療法士・・・とは。
主にハーブ療法やアロマテラピー、私の場合はフラワーエッセンスも用いた
自然の恵みを心と体の健やかさに役立てる使い手のことです。

植物は、私たちよりはるか昔に進化を遂げた生命体です。
原始の地球の過酷な環境から生命をつないできました。
それは自らを保護し子孫繁栄のための力を身につけてきたからです。
その力に助けを借りて、
私たちは健康や美しくなる術をいただいている
・・・感謝せずにはいられません。

そして、なぜ「月」か・・・というと、
自然の恵みに気を留めていると、
四季による様々な変化や月のリズムが与える影響など
ハーブとともに多くのことが気になりはじめます。
私の場合もハーブを知って具体的に使っていくうちに
自然な流れのなかで月への興味が広がりました。

◇月の力

月には、心と体に影響する不思議な力があります。
もちろん、月と地球のお互いの引力によってもたらされる変化ですから
宇宙の視点でみれば、不思議ではないのですが・・・^^。

では、月の引力がなぜ、潮の満ち引きを起こすほど影響するのでしょうか?
その理由は月と地球の体積の比率と距離にあるそうです。
知っての通り、月は地球の衛星ですが、
衛星のわりに大き過ぎるのだそうです。そして、とても近い位置に存在しています。
そのおかげで、月の引力は地球にとってとても大きな影響となるわけです。

ご存知の方も多いと思いますが、
新月 → 上弦の月 → 満月 → 下弦の月
これらの呼び名は、地球をまわる月の姿をあらわしたものです。又、
新月を過ぎてから満月までを “満ちていく月の時”
満月を過ぎてから新月までを “欠けていく月の時”
と大きくふたつに分けることができます。その理由は、月のもたらす影響の違いです。

“満ちていく月の時”は、
体内の水も満ちていきます。
私たちの体の約6〜7割が水分です。
水分に満たされた体は消化もしやすく栄養吸収の力が高まります。
又、血流も増えて盛んになるので必要な栄養素を体の隅々まで運べる大切な時期です。
太りやすいので食べ過ぎには注意したいものの、
体内は活力いっぱいになりますので、心身ともにアグレッシブに動ける時期となります。
美肌作りのためには、必要な栄養を吸収するベストタイミングです!!
又・・・気持ちに対する影響のひとつとして、
体液が増えるこの時期は、神経が圧迫され緊張につながることもあるそうです。
ストレスを抱えている時にこの時期が重なると・・・、
神経がピリピリしやすかったり、激情的になりやすかったり、
情緒に不安定さを覚える人もいるかもしれません・・・。
そんな時は、
オレンジ精油の香りやセントジョンズワートなど精神に働きかけるハーブ、
あるいはその時の気持ちに合ったフラワーエッセンスなどを取り入れてみると良いと思います。

“欠けていく月の時”は、
体内の老廃物など不要な水が排出されるよう促されます。
栄養吸収力は落ちますが、反対に排泄力がとても高まります。
体は余分なものを出してスッキリとデトックスにむかい鎮静されていきます。
体内がスッキリすると頭もスッキリしやすくなります。何かに思考をめぐらせるのに最適な時期です。
美肌作りのためには、古い角質をとったり、ひきしめたり、ケアをするならこのタイミングがベストです!!
又・・・この鎮静の時期は、
人によってはエネルギー不足に陥りやすいこともあるようです。
元気を無くしたように感じたら、
お好みの香りの精油やその時の気持ちに合ったフラワーエッセンスなどを取り入れてみると良いと思います。

◇私自身の月と美容についての体感

“欠けていく月の時” は、フェイスラインもすっきりと小顔に綺麗に感じます(笑・・・少し自己満足?)。
又、この時期は、ハーブゴマージュで角質除去や、リンパのツボ押しで老廃物を流すなど、
不要なものを取り去るようなケアがうまく行きます。
うまく行く・・・という意味は、
リンパのツボを押せば気持ちがいいし、
ゴマージュをすれば角質の取れ具合が良い・・・ということです^^。

“満ちていく月の時” は、吸収力が高まるので、
美肌に導くビタミンCやビタミンEをたっぷり含むハーブやお野菜を極力たくさん摂ります。
ビタミンEなら素焼きのアーモンド。ビタミンEが豊富で抗酸化に優れた美容ナッツです。
又ビタミンCの宝庫と呼ばれるローズヒップサプリメントは毛穴を目立たないようキメを整えるのに役立ちますが、
私の実感では、満ちていく月の時の方がその効果をより高く感じます。

◇私のビューティケア

月のもたらす変化を利用しているのはもちろんですが、
ポイントにしているのは、やはり新月と満月のタイミングです。
それぞれの時のお肌の調子をみながら
必要なハーブやアロマ(精油)を選び
“お月さまローション”を作ることから始まります。
新月の時には “満ちていくお月さまローション”
満月の時には “欠けていくお月さまローション”
それぞれのタイミングで約2週間分を手作りし、それを毎日使います。

そんなビューティケアを続けて、約5年ほど経ちました。
自分のお肌と体、時には心も実験台に、
月とハーブのヒーリングビューティーは効果を上げています。
・・・私は以前、企画の仕事をしていた頃に忙しさゆえ、
不規則な生活からずいぶんお肌を痛めつけてしまいました。
後になって、そのダメージ肌の回復に様々な化粧品を使いましたが、
ハーブのスキンケアは、ブランド化粧品のスキンケアにも劣らない!と実感しています^^。

次回は、6月23日(日)山羊座の満月ですね~。
“欠けるお月さまローション”や“スペシャルケア”についてお話します。
お楽しみにしてください。


新月から満月 月が満ちていく時のビューティケア

6月・・・この季節は1年のなかでも最も紫外線が強い時です。
紫外線はメラニンを生成しシミを作るだけでなく、
フリーラジカル(活性酸素)をたくさん出してお肌を酸化(老化)させてしまいます。
そんな紫外線の強烈な6月、そして、満ちていく月の頃、ご紹介したいビューティケアは、
ビタミンの爆弾とも呼ばれる「ローズヒップ」のサプリメントと、
スペシャルケアとしての「美白ハーブパック」です。


◇ローズヒップサプリメント
        ・・・毎日のケアに

満ちていく月の頃は、からだが吸収力を高めます。ハーブの有益な成分を効果的に取り入れられる絶好のタイミングです。
メラニン抑制に働きコラーゲンの生成に関与する“ローズヒップ”は毎日飲みたいもの。サプリメントなら効果的で手軽!私もその効果には絶大な信頼を寄せています。又、紫外線予防に働く美白のハーブ“ヒース”や強い日差しによる乾燥から守る保湿ハーブ“リンデンフラワー”、ダメージを受けたお肌の修復に働くハーブ“カレンデュラ”、この3つのハーブをパックにして役立てみてください。しっとりなめらかなお肌になりますよ^^。
尚、ここで挙げたハーブを、ブレンドしハーブティとしていただくのもとても良いです。


◇紫外線予防、そして紫外線をたくさん浴びてしまった時の
        ・・・「美白ハーブパック」(約5分間パック)


材料
有機ヒース(ドライハーブ)
 ティースプーン約3杯

有機リンデンフラワー(ドライハーブ)
 大きなスプーン約4杯

有機カレンデュラ(ドライハーブ)
 ティースプーン約2杯
 ※カレンデュラはハーブティ用


万一、カレンデュラが無ければ、沸かしたお湯でも作れます


作り方

※防腐剤が入っていないので、作ったらすぐにお使いください。または当日中に使い切ってください。

1 カレンデュラで濃いハーブティをつくります。(カレンデュラをポットに入れ、沸かしたお湯200mlを注ぎ8~10分蒸らしてください。)
2 (ハーブティを蒸らしている間)リンデンフラワーとヒースを別々にミルサーにかけて粉末にします。
3 先ずリンデン粉末に カレンデュラのハーブティ を、ゆっくり少しづつ粉末のハーブがぼってりする感じになるまで注ぎます。かき混ぜていると粘液質を含むリンデンは、ゆるくとろみがつきます。
4 次にヒース粉末を3に加え混ぜます。とろみが固い感じなら、さらに少しカレンデュラハーブティを加えて掻き混ぜてください。全体にとろっとした感じになればOKです。(※手の甲にとってとろっとした感じがあればOKです)リンデンのとろみがお肌に吸い付く感じでパック効果を高めます。
※ベストタイミングは上弦の月 6/17~満月 6/23
5 冷めれば、ハーブパックの出来上がりです!!

パックの仕方

1 洗顔後、ハーブパックを手に取ってお顔にのせ、鼻の穴を避けてサランラップをかけてください。パックの余分な蒸発を防ぐためと、浸透を良くするためです。
2 5分間、お顔を上に向けて安静にしておきます。
3 手で大まかに取り外したら、洗い流してください。

ハーブの紹介

ヒース Erica vulgaris/和名 エリカ(別名 ヘザー) ツツジ科

天然の美白成分アルブチンが含まれるので、シミや色素沈着の予防によく使われるハーブです。
メラニンの生成を抑制するため、シミの予防として働きます。
又、泌尿器の殺菌力に優れているので尿道炎などの予防に役立ちます。


リンデンフラワ Tilia europaea/和名 西洋ボダイジュ シナノキ科

鎮静作用が高く心身に安らぎを与えてくれる穏やかに働くハーブです。
含まれる粘液質が、保湿にも役立ちます。


カレンデュラ Calendula officinalis/別名 マリーゴールド キク科

ダメージを受けた皮膚や粘膜を修復する働きがあります。
抗菌力も高く、皮膚にとって薬効が優れたハーブです。

2013年6月9日

アーカイブ : 谷口みよ子

塩見麻衣美

植物療法士

東京生まれ O型
太陽星座 牡牛座
月星座 双子座

◇これまでの経緯
アパレルメーカー販売を経験後、広告代理店にて店頭販促の企画に従事。後に大手菓子メーカーに転職し、レジャー施設開発プロジェクトにて商業施設の企画開発に携わる。多忙な毎日のなか、心と体に不調を抱えるようになり、2003年にフラワーエッセンスに出逢いその力に魅了される。体の不調は様々なハーブや精油によって癒され、植物のヒーリングパワーに強く引き寄せられるようになる。在職中の2005年頃から本格的に植物療法士を目指し学び始める。資格取得後、「カリス成城」初台店にて販売勤務を経て、現在はフリーの講師業をメインに、高齢者介護施設でのアロマトリートメントのボランティア活動や、ライフテーマとして“月とハーブと心と体”について独自に探求する日々を送っている。

◇学びの経緯
*2006年 ニールズヤードにてフラワーエッセンス講座「ヒーリングハーブス アドバンストコース」修了。
*2006~7年 植物療法講座「ヘルス&ビューティ」コースにて植物療法士1級の資格取得。(国際植物療法協会/現在:一般社団法人自然療法機構認定)
*2012年 自然療法士資格認定を取得。(一般社団法人自然療法機構認定 )

◇活動◇
*笹塚の自宅にて“月とハーブと心と体”をテーマにした小さなワークショップを不定期に開催。
*2011~13年の1月に響探求会にて「月とハーブ」をテーマにお話をさせていただいている。(響探求会では受付のお手伝いもさせていただいている。)
*2013年秋より九段下にて「月のリズムとハーバルビューティ」講座、「仕事に生かせるアロマ&ハーブ」講座などの開講を準備中。

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