月が美しい季節。
太陽のひかりの時間が短くなると、月灯りが広がり穏やかで長い夜がはじまる。
からだとこころは、まだ夏の余韻から抜けきれずにいる。

月は、静かに内省に導く存在。
夏に、からだを通じて外に飛び出したエネルギーを
ゆっくりと内側に座らせるように
月がこころのペースにからだを落ち着かせてゆく。 

落ち着いた五感は、気持ち良い好奇心の触覚をすっと伸ばして
好きなものに触れたり、観たり、味わったり。
自分のペースで豊かなものに出会う喜びは、夏の疲れを癒やす一番のおまじないです。


今回は、イラストレーターの大森木綿子さんが先月の個展で発表した月の作品を中心に絵やポストカードなど、あらためてマヒナファーマシーストアでご紹介させていただきます。この期間、マヒナの月シリーズのみつろうやハーブティー、月の香りのディフィーザーは、大森木綿子さんデザインの特別なパッケージで店頭に並びます。冬じたく展ではじめてお目見えしたsatomicraftさんの月と親和性のあるキンモクセイをモチーフにしたアクセサリーは、秋から冬に向けての新作です。tricotさんの月の焼き菓子やマヒナのカモミールのバスソルトなど、この季節をほっこりさせるものも並びます。

この時期の不調和を感じる心身の様子もご相談にのりますので、気楽にいらしてくださいませ。気持ちいい秋の気配を感じながら、ふらりお立ち寄りください。


 お話会「秋の恵み・五穀豊穣を祝う日本酒のお話」

秋は、月が満ち満ちて自然界のエネルギーが高まる時。お米をはじめとする五穀や食物の恵みが豊かに実ったことに感謝して五穀豊穣を祝う豊かな季節です。

その象徴的な恵みのひとつが日本酒。

日本酒は、わたしたちの主食であるお米を使って四季のめぐりに沿ってつくられ日本人の健やかな暮らしを願う存在です。いのちの源である水とからだを作るお米だけで醸し古来から自然界の神さまとつながる聖水です。

今回、宮城県で江戸時代から続く「はさまや酒造店」12代目を継承するかの香織さんをお迎えして、日本酒づくり、古代の日本酒にまつわるお話し、清めに役立つ日本酒の使い方などをお聞きしながらかのさんが当主をつとめるはさまや酒造店謹醸、秋あがりの特別限定原酒を味わって新米を使ったとれたてのおはぎや秋の恵みをお供に、五穀豊穣をご一緒にお祝いする会です。秋の恵みを楽しくいただきながら、日本酒で心身ともに清め、祓い美味しさを分かち合う豊かなひと時になりますように。

当日は、大森木綿子さんがラベルのイラストを手がけた、はさまや酒造店謹醸「阿佐緒 冷やおろし・ 特別限定生原酒」とマヒナオリジナルラベル “ mahina sake ”を特別に数量限定で販売いたします。

お話会の詳細

日  時:10月17日(月)19:30〜22:00
場  所:mahina pharmacy store(最寄り駅:下北沢)
参加費用:4,000円(日本酒、季節の果汁入り日本酒、秋の恵みプレート)
     お申し込みは先着順となります。定員に達し次第募集を締め切ります。

お申し込み方法

マヒナファーマシーお問い合わせのページからお申し込みください。本文にワークショップのタイトル、参加ご希望の会、お名前、住所、年齢、参加人数、メールアドレスを記載してください。

お話しくださる方

かの香織 プロフィール
音楽家、はさまや酒造店12代目。1980年代、バンドデビューを経て、91 年ソミーミュージックよりソロデビュー。多数のアーティストとコラボレーションに取り組む。現在までに18 枚のソロアルバムを発表。楽曲提供など作詞作曲家として活動。近年では、生家である造り酒屋「はさまや酒造店」の12 代目を継承。311の震災以前より「みやぎびっきの会」理事としてチャリティー活動開始。音楽を通し、故郷のために子どもたちの心の支援を中心に奔走する日々を送る。音楽や食の世界で培ってきた経験とネットワークで本格的に生涯のミッションである社会貢献、支援活動、日本酒の世界の応援を展開。2016 年、世界中の医療、災害支援の分野へ向けて音楽セラピー、自然環境、国際交流を推進する一般財団法人「オーバーザレインボウ基金」を創設。日本の精神を世界中に伝える活動を展開中。

オフィシャルウェブサイト http://www.caolina.net/
はさまや酒造店 http://e-na.co.jp/bansui/