昨年、私たちはイギリスへ旅をしました。
バッチ博士の足跡を辿り、フラワーエッセンスになる植物たちに出会い、植物とともにある土地の空気に触れる旅。
そして、その旅のなかで、とても幸運なことに、著者のジュリアン・バーナードさんを訪ねる機会に恵まれました。バッチ博士の思想と哲学を受け継ぎながら、長い年月、植物を観察しその「かたち」と「はたらき」、そして生命そのものを探究してきたジュリアンさん。そのとき、何度も私たちに語りかけてくださった言葉があります。
Giving & Sharing
受け取ったものを手渡すこと。そして、分かち合うこと。
その言葉は、旅を終えたあともずっと、私たちのなかに残り続けています。
この夏、『バッチフラワーエッセンス 植物の生命のエレメント』が、日本で刊行されました。土、水、空気、光。そして、第5の要素としてのエーテル。植物は自然界の大きな力とどのように関わり、応答しながら、ひとつの生命として、それぞれに固有の姿をつくり、生きているのでしょう。本書には、植物を長年見つめ続けてきた著者の純粋で、まっすぐな眼差しが流れています。
植物を「こういうものだ」と決めつけるのではなく、
よく観ること。
感じること。
そして、生命そのものから学ぶこと。
先入観を持たず、時間をかけて見つめ続けること。
その眼差しのなかには、生命への敬意と、愛のようなものを感じてやみません。それは植物を知るためだけではなく、私たち自身が、自分の感覚を取り戻していくことにもつながっているように思います。
本の表紙を飾るのは、深く澄んだ青のセラトー。この花はジュリアンさんにとっても、私たちにとっても、とても大切な花です。たくさんの情報や、誰かの価値観や答えが、絶え間なく流れ込んでくる今。
何を信じたらいいのか。
自分は本当はどう感じているのか。
自分の答えはどこにあるのか。
いつの間にか、自分の内側にある声よりも、外側に答えを探してしまうことがあります。そんな現代を生きる私たちに、セラトーという植物の在り方は、とても大切なことを伝えてくれているように感じます。自然界に触れ、自分の目で見て、耳を澄まし、香りを受け取り、肌で感じる。そして、自分だからこそ受け取れるものを信頼する。そこから生まれるものを誰かに手渡し、また分かち合っていくこと。それは、あの日ジュリアンさんが伝えてくださったGiving & Sharingという言葉にも、つながっているように思います。
今回の発刊記念のお話会では、訳者の谷口みよ子先生、そして昨年、ともにイギリスを旅した田中のり子さんとでお話しします。
この本が日本語として届けられるまでのこと。
翻訳の過程で感じられたこと。
イギリスの旅を通して見えてきたこと。
そして、本を通してあらためて見えてくる、植物、自然、フラワーエッセンスのこと。
フラワーエッセンスは、小さな小瓶に入っています。けれど、その小瓶の向こうには、土があり、水があり、光があり、風があり、そこに根を張り、生きている植物があります。そして、植物を見つめ続けてきた人たちの探究と情熱があります。小瓶のなかにあるものを、もう一度、生命のある場所へとつなぎ直してみる。植物を見つめ、植物から受け取り、そこから、それぞれの感覚で考えてみる。
いま、植物的に生きるということ。
それがどんなことなのか、皆さんと一緒に探してみたいと思います。そして、それぞれがそこで受け取ったものを、また誰かへ手渡し、分かち合っていく。そんな時間になればと思っています。
今回、マヒナファーマシーでの会場参加、生配信、録画でご参加いただけます。会場参加ご希望の方は、人数に制限がございますのでお早めにお申し込みください。
イベント詳細
<日時>
2026年10月11日(日) 14:00〜16:30
オンライン配信 14:00〜15:30
<参加方法>
会場参加 4,500円
マヒナファーマシー会場参加の方には、イギリス伝統菓子とお茶、フラワーエッセンス体験付き
配信 / アーカイブ視聴参加
・チケットのみ 3,500円
・チケット+書籍『バッチフラワーエッセンス 植物の生命のエレメント』(J.バーナード著、谷口みよ子訳)付き 6,220円(送料込み)
申込み方法
マヒナファーマシー会場参加ご希望の方
オンライン配信・アーカイブ配信をご希望の方
オンライン配信・アーカイブ配信チケットと書籍をセットでご希望の方
語り手
谷口みよ子(バッチフラワー翻訳者 / 講師)
2005年よりフラワーエッセンス講師・翻訳者、花療法家として、植物の姿や生き方にふれながら、花と心を結ぶ講座を実施。訳書に『エドワード・バッチ著作集』『バッチのフラワーレメディー 植物のかたちとはたらき』(J. バーナード)。
instagram : spacehana
田中のり子(バッチフラワーカタリスト/ 編集者)
衣食住をテーマに暮らしまわりの書籍の編集、雑誌のライターとして活躍。2024年より「よもやま」の屋号でフラワーエッセンスや健康にまつわる活動もスタート。著書に『からだとこころを整える』(エクスナレッジ)がある。
instagram : yomoyamanoriko
中山晶子(植物療法家・セラピスト / マヒナファーマシー店主)
東京・下北沢のセルフケアと植物療法の店「マヒナファーマシー」主宰。ロミロミセラピストとしての経験と、ハーブ・フラワーエッセンスの実践を通して、季節と心に寄り添うセルフケアを提案している。
instagram : mahinapharmacy

