フィトテラピー − 体と心が美しくなる処方箋

月と土星のアロマケア

今年もあとわずかになりました。
・・・とはいえ、今年はかなりの暖冬ですね。都心の銀杏は美しい黄葉に輝いているものもあれば、いまだ緑がかった葉の混じるものも・・・晩秋のような風情です。ですがもうひとつ異例なのは、インフルエンザが例年よりもすごく早く流行りはじめ、しかも5倍とも10倍ともいわれるような大流行とか。。みなさんは大丈夫ですか?

確かにここ数年、寒暖差が大きかったり、激しい天候による気圧の急変など、一定しない気候が続くせいでしょうか、、私自身も体調を維持することに、一層気を使うようになっています。気候の激しい変化は自律神経を乱しやすく自然治癒力を保つのも大変ですよね。

そんなこの冬…サポートに役立つ植物たちをご紹介したいと思います。
それはティートリー精油とレモン精油。 

どちらの精油も、今日の“山羊座の新月”に親和性をもちます。
山羊座の支配星である土星のアロマにして非常に高い抗菌・抗感染力をもつティートリー精油と、月のアロマとしては菌とたたかう白血球を活性する優れた働きをもつレモン精油です。

ディフューザーやアロマポットで2滴ずつ垂らして芳香浴をしてください。ティートリー精油の抗菌力はアロマ随一と言われるほど定評があります。そして、レモン精油は白血球を賦活し免疫力を高めるサポートに役立ちます。このふたつの精油を芳香浴に使うことで、空気を清浄に浄化し、芳香分子を取り込んだ体は自然治癒力を呼び覚ましやすくなります。インフルエンザや風邪は、咳やくしゃみなどで飛沫感染します。ご家族の一人がかかると家族全員に感染するのはそのためです。ですので、この時期にお家の中で空気清浄を心がけることは大切。ティートリー&レモンの芳香浴は簡単でナチュラルな予防法です。今から10数年ほど前のインフルエンザ大流行の折、医療機関でインフルエンザ用の薬剤が不足したことがありました。その際に、ハーブアロマショップからティートリー精油とレモン精油の品切れが続出したことを今も忘れられません。そして、確かにこの方法は予防につながったようだとのたくさんのお声をいただきました。

又、ティートリー精油は、抗菌力だけでなく、意欲や活力を刺激する働きがあるとされ、一年の疲れがでるこの季節の精神疲労や記憶力・集中力の低下にも役立ちます。そして、レモン精油にも、脳を刺激し、感情を穏やかにし判断力や集中力を高める働きがあり、このふたつの精油は心身の強壮剤ともいえるでしょう。宇宙とつながる植物を通じて、土星の冷静さと月の穏やかさにも導かれながら、ぜひアロマでできる簡単なティートリ―&レモン予防をしてみてください。

・・・植物のチカラで、より健やかにより美しく、素敵な年末年始をお迎えください。

2019年12月26日 

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塩見麻衣美
植物療法士

東京生まれ O型
太陽星座 牡牛座
月星座 双子座

◇これまでの経緯
アパレルメーカー販売を経験後、広告代理店にて店頭販促の企画に従事。後に大手菓子メーカーに転職し、レジャー施設開発プロジェクトにて商業施設の企画開発に携わる。多忙な毎日のなか、心と体に不調を抱えるようになり、2003年にフラワーエッセンスに出逢いその力に魅了される。体の不調は様々なハーブや精油によって癒され、植物のヒーリングパワーに強く引き寄せられるようになる。在職中の2005年頃から本格的に植物療法士を目指し学び始める。資格取得後、「カリス成城」初台店にて販売勤務を経て、現在はフリーの講師業をメインに、高齢者介護施設でのアロマトリートメントのボランティア活動や、ライフテーマとして“月とハーブと心と体”について独自に探求する日々を送っている。

◇学びの経緯
*2006年 ニールズヤードにてフラワーエッセンス講座「ヒーリングハーブス アドバンストコース」修了。
*2006~7年 植物療法講座「ヘルス&ビューティ」コースにて植物療法士1級の資格取得。(国際植物療法協会/現在:一般社団法人自然療法機構認定)
*2012年 自然療法士資格認定を取得。(一般社団法人自然療法機構認定 )

◇活動◇
*笹塚の自宅にて“月とハーブと心と体”をテーマにした小さなワークショップを不定期に開催。
*2011~13年の1月に響探求会にて「月とハーブ」をテーマにお話をさせていただいている。(響探求会では受付のお手伝いもさせていただいている。)
*2013年秋より九段下にて「月のリズムとハーバルビューティ」講座、「仕事に生かせるアロマ&ハーブ」講座などの開講を準備中。

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