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2020年5月新月

 

2020年5月新月の更新です。
満月のマヒナマガジンは、フラワーレメディストの谷口みよ子さんの連載です。
この時期におすすめのレメディを紹介してくださっています。状況に合わせて使える
のでぜひ参考になさってください。

季節の移ろいと共に自粛の様相も変わってきました。
日常生活も少しずつ再開している方もいらっしゃるかと思います。
気持ちを浄化するようなしとしとした雨とブルーグレーな空の気配は
引き続き静かな生活を誘うようです。

春に芽吹いた草木が成長して、若草色から濃い緑へと移り変わり
季節の節目「小満」を迎えました。
二十四節気の中でもあまり聞き馴染みがありませんが
「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」とあります。
「盈満」は、「物事が満ち溢れること。また、そのさま」という意味のようです。
古来、農作物の出来具合は生死に関わるほど重要なものでした。
この時期は、秋に蒔いた麦の種がちょうど穂をつける時期なので、
「今年は、順調に育って、ほっと一安心(少し満足)」したことで
夏の季語「小満」が生まれたそうです。
なんともほほえましい、でも、その時代の暮らしの切実さと願いが伝わってきます。
こうした節目になる季語を紐解いてゆくと
本来の人の営み、暮らしに宿る森羅万象との繋がりを感じられます。
日本人の細胞の中には、季節のこうした印から自然と共に生きることで
本来の息吹を取り戻す機会が暮らしの中にプログラムされている
すごい智慧ですね。

2020年5月23日