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DOOR 出張本屋「そらに花をみる」

2013年、出雲の神迎祭の頃。

まだマヒナファーマシーという場所が生まれる前に、島根・松江で月をテーマにした会へ招いてくださったのが、DOOR店主の高橋香苗さんでした。
あれから12年。
香苗さんは折々にマヒナを見守り、本や芸術、ことばを通して、静かに背中を押し続けてくださった大切な友人です。

松江のDOORは、「目を閉じて見つめている人へ向けた本」が並ぶ本屋。
植物や自然、神話、詩、芸術、哲学、暮らし……。
香苗さんが選ぶ本は、その時々の自分に必要な一冊と、不思議な巡り合わせで出会わせてくれます。
忘れていた憧れや、まだ言葉にならない感覚を、そっと呼び覚ましてくれるような本たち。
本を売る場所というより、人とことば、芸術と暮らしが響き合い、その人の内側にある小さな扉を、そっと開いてくれる場所。
そんなDOORが、この夏、マヒナファーマシーへやってきます。

香苗さんが長年大切にしてきた言葉があります。
「必要なことは向こうからやってくる。」
その言葉を聞くたびに、人生には、自分の力だけではたどり着けない出会いがあるのだと思うのです。

その時々に、その人へ届けられるものがあり、その人のために用意されているものがある。
人との出会いも、一冊の本も、心に残るひとつの言葉も。
探して見つけるというより、ある時ふと、向こうから訪れてくるものなのかもしれません。
そう思うと、DOORという名前も、とても象徴的に感じられます。

人生には、自分で開く扉だけではなく、向こう側から静かに開かれる扉があります。
そして、その扉は、人や本、ことばとの出会いを通して、私たちをまだ見ぬ景色へと導いてくれるのでしょう。

今回の導き手は、ドイツ・ロマン派の詩人ノヴァーリス。
ゲーテからシュタイナーへと受け継がれていくドイツの自然観や精神文化の流れの中で、「青い花」という象徴を描いた詩人です。

「そらに花をみる」

それは、まだ見ぬ世界への憧れであり、本来の自分への憧れを映し出す花。
そのことばを導きに、本をひらき、ことばにふれ、自分の内にひそむ「青い花」を見つめる時間。
今回、マヒナにやってくるDOORもまた、そんな一つの扉になるような気がしています。

その扉の向こうで、お会いできることを楽しみにしています。


期間:7月24日(金)、25日(土)、26日(日)、29日(金)、8月1日(土)、2日(日)
open:12:00〜18:00
香苗さんは、25日、26日在店されます


ことばのサロン 「そらに花をみる」

ドイツ・ロマン派の詩人ノヴァーリスが描いた『青い花』を導き手に

本とことば、香り、花とともに、自分の内にひそむ「青い花」を見つめる時間です。

ノヴァーリスが描いた『青い花』は、まだ見ぬ世界への憧れであり、本来の自分への憧れを映し出す花。
その世界に導かれるように、ことばと遊びながら、自分だけの「青い花」を探す旅へ出かけます。

会のはじまりには、ノヴァーリスの世界をイメージした香りをまとい、季節の花々に迎えられながら、静かに心をほどいていきます。
香りは理屈よりも先に、私たちの深い記憶や感覚へ届きます。

言葉にならなかった想い
忘れていた憧れ
まだ出会っていない自分

その小さな気配に耳を澄ませながら、一冊の本と、ひとつのことばに出会っていきます。

難しく考える必要はありません。

心が動いたこと
なぜか惹かれたこと
美しいと感じたこと

その小さなときめきを大切に、ことばを紡ぎ、あなただけの小さな作品をつくっていきます。
それは、まだ見ぬ自分へと一歩踏み出す、小さな旅のような時間。
心の奥に眠っていた「青い花」が、そっと姿を現してくれるかもしれません。

最後には、その日に生まれたことばを、小さな冊子に仕立てて、あなただけの作品としてお持ち帰りいただきます。

イベント詳細

日時:7月25日(土)、26日(日) 13:00〜15:30
参加費:5,500円
定員:各回 5名

お申し込み方法

マヒナ問い合わせページより
・お名前
・ご住所
・メールアドレス
・ご希望の日程

以上をご記入のうえ、お申し込みください。

プロフィール

高橋香苗さん

2004年自宅の一部で本屋兼ギャラリー「DOOR」を始める。地元内外の人たちとの出会いを通じて2010年に美しい手仕事を真ん中に人、物、事の出会う場「ひびきあうもの」を開催。以降開催を続け、2025年に14回目を迎える。2018年に地元の仲間と「忠吉語録」をDOORbooksとして刊行。以来、「川上陽介作品集」「森にふれる」といった美術系の作品集、また執筆、編集、デザインを手掛ける「円相」をNo.8まで刊行。
しばし喧騒から逃れたような場所で、瞳を閉じて見つめる暮らしのお手伝いとなるよう、そして言葉の向こうからやってくるものが、今日からの明るい道しるべとなることを思って選書しています。

instagram @doorst.margaret
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