月の冬じたく展
ケルトの扉 ― サウィンに寄せて りんごが灯す光
2025/10/31 fri – 11/16 sun
Shimokitazawa Store Open
12:00〜18:00
10/31 11/1,2,7,8,9,14,15,16

イギリスでの旅にインスパイアされ、暮らしに光を添える作品やアイテムを、作家のみなさんとともにご提案します。冬の始まりに灯をともすような作品たち。祈りのかたちや自然の恵みを取り入れたアイテムが集い、ささやかな「ケルト祭」を彩ります。
<展示>
吉村藍 「光を結ぶクロス」
<出展>
陶芸家 吉村和美 光の色を纏う器、新作の香りのポット
tricot 赤城美知子 心をほぐすイギリス菓子
布作家 工藤由美 リバティープリントを使った布アイテム
面影book&craft 選書
マヒナファーマシー りんごの新作コーディアルやインセンス
<プログラム>
11月1日
松で編むブリジットクロス 吉村藍
11月1日
ケルトのお話会 谷口みよ子・田中のり子
11月2日
植物のチカラでボディーケア、フラワーカードリーディング体験
飯田夏代・瀧澤香織・田中のり子( essence within project presents )
11月7日&16日
ケルトの樹木のカードリーディング 谷口みよ子
11月9日
冬の整えオイルづくり マヒナファーマシー
月の冬じたく展 展示
展示「光を結ぶクロス」 吉村藍
冬の扉をくぐるとき、人々は手に祈りのかたちを携えました。
麦や松で編まれるブリジットクロスは、暗闇の季節を照らす光のお守り。その中心には「生命の火」が宿り、四隅には〈空・火・地・水〉の力が広がり、自然の息吹を呼び込む守護の印となります。
ケルトの冬祭りに寄り添い、暮らしをそっと見守ってきた小さなオーナメント。「光を結ぶ」祈りのかたちを、どうぞ会場でご覧ください。また、手を動かしながら祈りを紡ぐひとときを分かち合うワークショップもご用意しています。

:: Message
暗闇の中でただひとつの光を待ち望む──その姿は、春を待つ種子のようです。
里山で暮らし始めて間もない頃、一握りの古代小麦を手渡されました。梅雨を過ぎると青緑の穂を揺らし、やがて雪の前に新芽を出すスペルト小麦。雪に覆われながら冬を越え、再び光を求めて伸びていく姿は、しなやかで力強く、心を励ましてくれます。
刈り取った麦でモビールを作り吊るしたとき、心の座標を得たような感覚がありました。ふと目に入るたびに、種子が秘めていた「光を待つ意志」を確かめていたのです。
閉ざされた寒い季節は、内側に深く向き合うとき。その静けさの中で、自分だけの感覚を持ち続けることが、どれほど神聖で奇跡的なことかを思い知らされます。
古代から紡がれてきた祈りの形を、今、自らの手で編み出せること。大切に受け継がれた一握りの麦の種を、次へ託していけること。その一連の営みは、祈りそのものだと感じています。
この地上で過ごすひとときは尊く、光と共にあることをいつでも思い出させてくれる。「光を結ぶアイテム」として、皆さまの日々をそっと照らす存在となりますように。
吉村藍
:: Profile
吉村藍 造形作家
岡山県北・蒜山で、軽やかな感覚を大切に夏帽子を作りながら、陶芸を手がける夫と共に暮らしています。身近な植物を使って、今を暮らす為の静かな祈りの手仕事をはじめました。
Instagram @siu.yoshi

月の冬じたく展 プログラム
手仕事ワークショップ「松で編むブリジットクロス ― 光と希望を結ぶ祈りのオーナメント」


冬の静けさが深まる頃、藍さんの暮らす里山では、やがて雪に覆われる日々が訪れます。その白さのなかで、変わらず緑を湛えて立つ黒松は、とても力強く映ります。
ケルトの人々が春を祈り、麦で編んできた「ブリジットクロス」。今回は、そのかたちを藍さんの庭に根を張る黒松の葉で編み上げます。松はケルトでも「火の精霊が宿る木」と伝えられ、雪の闇にあってもなお希望の炎のように輝くとされてきました。その葉を束ねるクロスは、心の中心に戻れる目印となり、暮らしをそっと見守るお守りのような存在になるでしょう。闇の季節に、そして今という変容のときに、光を映し出す祈りのかたち。自らの手で編むひとときは、静かな祈りの時間でもあります。
完成したクロスはお部屋に飾るオーナメントとして、日々を照らし続けてくれる小さな灯になるでしょう。手を動かしながら、光と希望を結ぶ時間をご一緒しましょう。
:: ワークショップ詳細
日程:2025年11月1日(土)
時間:①12:00〜13:30 ②14:30〜16:00
参加費:4,000円(税込、お茶付き)
場所:マヒナファーマシーストア
お申込み方法:マヒナファーマシーの「お問い合わせページ」より、お名前、メールアドレス、お電話、参加希望時間を記入の上、お申し込みください。
:: 教えてくださる方
吉村藍 造形作家
岡山県北・蒜山で、軽やかな感覚を大切に夏帽子を作りながら、陶芸を手がける夫と共に暮らしています。身近な植物を使って、今を暮らす為の静かな祈りの手仕事をはじめました。
Instagram @siu.yoshi
月の冬じたく展 プログラム
ケルトの扉をひらく夜 - 守護樹とサウィンのお話会


11月1日「サウィン」は、ケルト暦で夏の終わりと冬の始まりを告げる、新しい年の祝祭。今回の「月の冬じたく展」では、この特別な夜に合わせて、ケルト世界への小さな旅をご一緒します。
入り口となるのは、イギリス・グラストンベリーで出会った風景。ケルトの人々が自然とどのように響き合い、暮らしを紡いできたのか。今回は「花」からさらに一歩進み、森とともに生きた彼らの「守護樹」に焦点を当てます。
大地と空のあいだにそびえる丘の上。アーサー王伝説や聖地の残響が息づく場所で、風に吹かれながら立つとき、見えない世界とつながる感覚に包まれるのです。そこから始まる物語を入り口に、ケルトの人々との語らいをたどっていきます。
古代の人々にとって木々は、単なる植物ではありませんでした。命を守り、叡智を授け、祈りを託す存在。樹木に宿る力や、ケルトやイギリスに伝わる神秘や魔法の物語にふれながら、自然と共鳴する感性を、今を生きる私たちの暮らしに重ねていきます。
お話をしてくださるのは、イギリスの旅をともにされた 谷口みよ子先生 と 田中のり子さん。ケルトの叡智に耳を澄ませるひとときは、まさに大人のハロウィンの夜です。
特別に、サウィンを祝う伝統料理を取り入れた祝いのプレートを囲みます。大人のハロウィン――光と闇が交わる境界で、ケルトの神秘に触れるひとときをご一緒しましょう。
当日は、どうぞ赤いものをひとつ身につけてお越しください。赤はサウィンに灯る炎の色。心に宿る光と祈りのしるしです。
:: 語り手
谷口みよ子(バッチフラワー翻訳者 / 講師)
2005年よりフラワーエッセンス講師・翻訳者、花療法家として、植物の姿や生き方にふれながら、花と心を結ぶ講座を実施。訳書に『エドワード・バッチ著作集』『バッチのフラワーレメディー 植物のかたちとはたらき』(J. バーナード)。
instagram @spacehana
田中のり子(バッチフラワーカタリスト/ 編集者)
衣食住をテーマに暮らしまわりの書籍の編集、雑誌のライターとして活躍。2024年より「よもやま」の屋号でフラワーエッセンスや健康にまつわる活動もスタート。著書に『からだとこころを整える』(エクスナレッジ)がある。
instagram @yomoyamanoriko
:: お話会の詳細
日程:2025年11月1日(土)
時間:17:00〜19:30
参加費:6,500円(税込、プレート+飲み物付き)
場所:マヒナファーマシーストア
お申込み方法:マヒナファーマシーの「お問い合わせページ」より、お名前、メールアドレス、お電話を記入の上、お申し込みください。
月の冬じたく展 プログラム
ケルトの樹木のカードリーディング


ケルトの新年「サウィン」にちなみ、ケルトの知恵が息づく樹木のカードでリーディングを行います。古代のケルトの人々は、山や川、泉や樹木の中に神聖さを見いだし、自然とともに暮らしていました。一年を13の月に分け、それぞれの月にお守りとなる木を重ね合わせていたといわれます。
今回のリーディングでは、その13の守護樹のカードと、それを支える12のカード合わせて25枚のカードを使い、メッセージをご一緒に紐解いていきます。草花が優しく心を癒すなら、樹木はより根源的な力で、私たちを支えてくれます。大地に根を張り、しっかりした幹を通して光とつながる木々の姿は、私たちが現実に根を下ろし、日々を暮らしながら、より高い光の領域へと成長していくことを、静かに教えてくれるようです。
ケルトの新年「サウィン」のころは、一年の見通しについてメッセージを受け取るのに、ふさわしい時期ともいわれています。ご自身のテーマや夢、これから取り組みたいことの方向性を知るために、そして、冬の始まりに、心をクリアに整え、内なる情熱を新たにするために。ケルトの樹木のカードリーディングをどうぞお役立てください。
このリーディングで後押しとなるのは、おもにバッチフラワーエッセンスです。樹木が教えてくれるテーマに合うバッチフラワーをお選びして、ボトルを作りお持ち帰りいただけます。(料金別途)。
*フラワーレメディーは、1936年にイギリスの医師・E.バッチ博士によって完成された、38種の自然のエッセンスです。おもに生命力に満ちた植物の花や岩清水から作られています。私たちが日常で経験する不安やイライラ、怒りなど、さまざまな心の不調和に働きかけ、バランスを取り戻す助けになります。植物の薬効成分ではなく、調和の取れた植物の生命力を生かすものです。
:: ワークショップ詳細
11月7日(金) 13:00〜 / 14:00〜 / 15:00〜 / 16:00〜 / 17:00〜
11月16日(日) 13:00〜 / 14:00〜 / 15:00〜 / 16:00〜 / 17:00〜
リーディング時間:30分
料金:3500円(レメディをお持ち帰りいただく場合は、別途2,500円になります)
:: ファシリテーター
谷口みよ子(フラワーエッセンス講師、訳者、花療法家)
:: お申し込み方法
お申込み方法:マヒナファーマシーの「お問い合わせページ」より、お名前、メールアドレス、お電話、ご希望のお日にちと時間を記入の上、お申し込みください。