ハーブ

ハーブといえば、リラックスの時間のお供、カラダに優しいお茶・・・。そんなイメージが一般的だと思います。ハーブは古来エジプト時代から『緑のお薬』と呼ばれていて、現代のお薬のようにその時代のさまざまな病気や障害に役立っていました。

ハーブは、光を受けて『 光合成 』しながら、自らが成長するための栄養と外的から身を守るための成分を作り出して成長していきます。その防御成分は、人間であるわたしたちにとっても、とても有効な成分の宝庫なのです。

○ 細胞の老化を抑える「抗酸化作用」
○ ホルモンや自律神経などの心身の状態をバランスよく保つ「生態防御機能調節作用」
○ 風邪などのウイルスをはじめ感染を予防する「抗菌・抗ウィルス作用」
○ 炎症を抑えたり痛みを緩和させる「薬理作用」
○ ビタミン・ミネラル・食物繊維などの「栄養素補給」

などの成分が豊富です。

ハーブの良いところは、ひとつのハーブのなかにさまざまな成分が含まれているので、気になる症状に働きかけながらプラスの成分が活動してくれるところです。例えば、ハーブの代表選手であるカモミールは、生理痛の緩和、胃炎や消火器系のさまざまな不調の軽減、神経系のストレス、痛みなどの緩和薬としての効果も期待できます。ストレスにさらされている仕事の忙しい女性にとっては、とても有効なハーブということになりますね。

このように、カラダのあらゆる方面に多様な成分が働きかけてくれます。白いお薬のように一点集中というわけにはいきませんが、たくさんのゆるやかな成分の効果を体感していくために継続していくことがとても大切です。そして、植物は生き物ですから、信頼してつき合ってみることが大切です。植物にゆだねてゆくと共鳴がはじまり、必要なところにじんわり働きかけてゆきます。からだが無理することがなく、恒常性の巡りを取り戻してゆくようです。

わたしの場合は、初潮を迎えた時から生理痛があって痛みやPMSなどと長い付き合いでした。それによる影響で一ヶ月の3分の1、不妊治療をしている時期は一ヶ月の半分は不快な時期を過ごしていました。まずは、生理痛に効く子宮周りの筋肉を緩め血行を促すラズベリーリーフを毎日飲み始めました。始めて1ヶ月後の生理は、これまで経験したことがないさわやかな心地を体験しました。これをきっかけに、メディカルハーブとしての付き合いが始まりました。

以前、ロミロミの師匠に “ 痛みと付き合うことは無意味である。”と言われたことがあります。

 “痛み=薬”

これまで、痛みからくる本当のメッセージや意味に目を向けず、その場しのぎに薬を飲んで治めることを続けてきました。自分のカラダが何を求めて、それが痛みとしてメッセージとして発している。そう理解すると痛み止めを飲むことが悲しくて苦しくなってきました。日常の忙しさのなかで頭の指令で痛みを抑えつけていたからです。

生理痛やPMSの影響もさほど受けなくなった今、先生の言葉がとても心に響きます。痛みと付き合うことでからだも気持ちも、そして時間も無駄に過ごしていたように思います。本来はないことが自然だとすれば、痛みや違和感はからだからの真っ直ぐなメッセージです。その声に耳をかたむけることは、ワタシと仲良く付き合う大切なきっかけになります。

女性のからだや心のバランスに必要な成分をたくさん備えているハーブ。そして、日常のペースや気分転換までもサポートしてくれるハーブ。ハーブと仲良く付き合う日常は、微細な女性のからだや心のバランスを整えてくれる心強いサポーターとして大活躍してくれるはずです。

マヒナのセルフヒーリング

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